雨の日の思い出

 

雨の日の縁側で ボンヤリと見ていた

軒先と同じように 並んだ水えくぼ

雨だれが落ちて来て 水に広がる泡

その泡の中にも 小さな僕がいる

泡の中でも僕は ボンヤリと見ていた

軒先と同じように 並んだ水えくぼ

次の雨だれたちが 泡を消していっても

繰り返し広がる 小さな世界たち・・・