B L U E

BLUE・・・それはあこがれ

BLUE・・・それは涙    

BLUE・・・ なんて切ない色

私の胸に広がる      

1. ラッシュアワーの電車の窓 よぎって行く都会の空は

人込みと電線で小さく切り刻まれて

故郷の上に広がるあの澄んだ青空とは

似ても似つかぬ冷たい目で街を見下ろしてる

季節忘れ流れて行くあわただしい日々の隙間で

ふと自分を見失って立ちすくむ時がある

そんな時の私の目に映っている街はきっと

力なくした虚ろな色 青空は映せない


2. いやになるほどいろんな人に今まで出会って来たけれど

いつも何故か一人でいる そんな感じががしていた

この街を行く誰もがみんな同じ気持ち抱いているなら

なんて淋しい なんて哀しい街にしたのだろう

心開く勇気持てばいつかは笑顔になれると

胸の内ですがるように信じて生きてきたけど

灰色の街 行き交う人のざわめきに流されて

何故ここで暮らしてるのか分からなくなっている


3. 暮れて行く都会の空 溜息交じりに見上げて

このまま朝が来ないように思う自分が哀しい

いろんな夢をカバンに詰めてこの街にやって来た頃に

もう一度戻れてもやり直せそうもない

まぶた閉じて心の中 故郷の空を広げて

まだ明日を信じていた遠い日々を思う

何もかもが輝いていたあの頃に戻れないのなら

せめてあの青空の下 すぐにでも帰りたい

BLUE・・・それはあこがれ

BLUE・・・それは涙    

BLUE・・・ なんて切ない色

私の胸に広がる