1. 光のさざめきの中で 風が輝いた時があった
両手広げ青空の下を 駆けて行った時も
時が過ぎてもうあの頃の あのきらめきも
今は淡い思い出の中 しまいこんだまま
2. 窓を打つ雨の音に 明日を思ったことがあった
手のひらに雨だれ受け止めて 微笑んだことも
いつの間にか灰色の部屋 閉じこもったまま
小さなことに心なごます やさしさ忘れた
3. 枯葉の道をひとり歩いて 心なぐさめた時があった
景色の中で 寂しさ抱いて 立ち尽くしたことも
知らぬうちに窓を閉ざして 開くこともなく
悲しみでさえ受け入れてゆく 心失くした
4. 窓を開ければあの頃のまま 移り変わる季節があるはず
窓を開ければあの頃のまま 弾み出す心も
今ならひとり つらい思いに 苦しむこともなく
この窓開けて街への道を 歩いてゆける
歩いてゆける