この幸せを

 

1. 君と初めて出会った時 僕のまわりで

  静かにそして確かに 時が止まった

  木漏れ日舞うポプラの道 曲がったところ

  誰も来ない忘れられた 僕だけの道

  いつもどうりの夏の午後 いつもの景色の中で

  じっと僕を見つめている 君だけがいた

 

2. そして僕は知らず知らず 君に近づき

  君の目を見つめたまま 静かにうなづいた

  せみの声が遠のいて 君だけが大きくなって

  そんな二人のそばを 風が過ぎていった

 

3. そしてそれは三日前に 起きたことで

  今こうして君の肩を 抱いて歩いている

  なにもかもが物語のようなこの幸せを

  今 僕はどんなふうに言えばいいのだろう

 

  なにもかもが物語のようなこの幸せを

  今 僕はどんなふうに言えばいいのだろう