10月12日(土)
たまには遠くへ行こう!!
昨日今日と各種看板、その他いろいろをやっている「枳工房」の手伝いで室戸へ行って来た。枳工房の北川氏はあらかじめ説明してくれたと思うのだが、能天気な僕は「どこかに何かの看板をつけるのに手伝いがいるのだろう」という思いっきりアバウトな構え。当日になって、高知国体の炬火リレー出発点の着火式の舞台づくりということを認識した。ここが僕のいいところで、それを気にしないところが北川氏のいいところ、まぁるく収まる。前もって日を聞いていても1日間違えたり忘れてたりで、北川氏は僕に声をかけていた日が近づくと必ず電話をくれる。こうしてみると彼が僕のことをナイーヴだと思わない訳も分かるな・・・。
室戸へ向かう道は何年ぶりだろう。前の失業時に「せっかく自由になったのだから、若い時に思いついただけでやってなかったことをやろう」と思い、自転車で徳島の鳴門まで行ったことがある。自転車のスピードで走ると、途中の景色とその時々に考えたことがしっかりと結びついて記憶に残っている。懐かしいなぁ!そういえばあの小旅行のあとで『高知−鳴門 3日旅』とかいうタイトルで結構長い文章を書いたんだった。あれは、ホームページにのせなくちゃぁ・・・などなどと運転している北川氏には申し訳ないがいろんなことが浮かんで来て口に出る。
お遍路さんとすれ違うと「一度はお遍路してみたい」で話がはずむ。いろんなお遍路さんとすれ違った。歩き遍路、自転車遍路、メール遍路(???)。メール遍路というのは、しっかりと昔風の遍路装束で歩いている若い女の子が携帯でメールをしているのが目新しくて僕が名付けた。時代は変わる・・・。
高知から室戸に向かう海岸線の感じは長崎の海辺の風景と非常に似ている。海のすぐ近くまで山がせまり、海岸にはゴツゴツした岩がころがっている。田舎に住みたいなぁ!でも仕事のことを考えると今は無理か。宝くじでも当たれば一発解決なのだが・・。宝くじで4億当たれば全国のあちこちに別荘だって持てるぞ。明るい空に開けた視界、思いはめぐる。
途中でいくつかの大きな川を渡るとそこここに釣り人たちが・・。「あの人たちと僕たちとでは今全然違う時間が流れてるんだよね・・。」で釣りの話題。北川氏は川釣りが好きで、それも山奥に分け入り岩をよじのぼり、というような人なのでそっちの方の知識と経験はかなりのものだ。それを、全く分かっていない僕でも分かるように話してくれるのでそんな話も結構すすむ。
実際の国体炬火リレー着火式の舞台作りはそれほど大変な作業ではなく高知−室戸間の移動がメインだったような・・・。
そうそう、2日目に舞台をバラした時の室戸岬の岩にしぶきを上げる波も良かった。天気もかんかん照りでは無く適度に曇っていて、どこかの映画の冒頭シーンのような海を見ながら一日中潮風に吹かれ酒でも飲んで過ごせたら最高だなぁなどと考えつつデジカメをパシャパシャ・・パチパチ・・ピッピッ・・カシャカシャ・・(どれも音のニュアンスがちと違うがまぁいい、とに角)撮った。たまに遠くに行くのはいいものだ。
そんなこんなで今回の日記は「工房GUSUKUは高知国体を応援します」というタイトルにするつもりだったのだが、ごらんの通りまるでミニミニ旅行。工房GUSUKUは不謹慎!?パソコンの方でもたまに遠くの仕事があってもいいなぁ。でもこんなに楽しんでしまったら旅費を請求できない?そういう意味では仕事も楽しんでる方だからそっちの請求も出来ない・・・。こりゃぁ早く宝くじが当たってサービスを全部無料にするしかないか・・。
皆さんッ!!宝くじを買いたいので僕にお仕事下さいッ!!