10月22日(火)

青色申告のお勉強!!

 日記には書かなかったが、昨日は工房GUSUKUに税理士さんがやって来た。9月になって税務署に「開業届け」なるものを提出したのだが、その際に自営業を開始した人を対象に申告のための記帳指導をしてくれる制度があることを知った。費用は国が負担してくれるということなので迷わずお願いした。

 何を隠そう、僕は13年ほどの経理経験があり、今、経理の現場に行ってもすぐ実務につけると思う。13年の間に身についたことは各種伝票の処理、帳簿の記帳、銀行提出書類の作成、お金の扱い、電卓の速さなどなど・・・。もともとは文系の出身なので数字は苦手と決め込んでいたのだが何故か経理に配属され、いきなり銀行折衝などをやらされたのでその時は自学自習で必要な経理知識を身につけた。お金の扱いなどは見事なものでお札を50枚の束にする時など大抵目分量で50枚ピッタリとつかむことが出来たし、電卓やオフコンの入力も、委託で来た入力専門の業者さんが目を丸くするほどの速さだった。何しろ、「アノコロボークハ〜、ワカカッター」。 

 しかし、専門外は専門外、その会社のその当時の経理処理に必要なことが体に染み付いているという感じで片手落ちの部分が一杯ある。事業開始時の資産計上などは経験がないし、決算時の最後の仕上げ等は僕のいた会社では外部の会計事務所にお願いしていたので、今いち弱い。また、会社の経理と自営業の経理とは様子の違うこともいろいろあるだろう。それを指導してもらえるとはなんと良い制度なんだろう。僕はついている。

 税理士さんの説明を聞いて・・・よーく分かった。(と思うんだけど・・・)皆さんにもおすそ分けします。
1. 事業開始時の資産計上は---僕みたいに自分の趣味で手に入れたパソコンやオーディオ機器を利用しての開業でも、その時点でのそれらの価値で資産計上できる。SOHOで自宅の自分の部屋を本拠地としているがそれも面積割で資産計上。(僕は「ゼロからの出発」なんて面白がっていたのに経理的にはゼロじゃないことになる。チッ!)
2. 事業外の収入は---自分の責任で仕事を受けてやる時はパソコン以外のことでも事業所得、雇われ人としての収入は給与所得で申告時に別途処理する。
3. SOHOゆえの公私が混在する経費は---例えばガソリン代、電気代などは全体に対する事業使用と家庭使用の割合を把握し、振り分ける。
4. 事業主の給与の計上は---給与とは従業員に払う労働の対価であり、自営業の場合は残ったお金が事業主の収益、足りなかったお金が赤字!!(言われてみればそりゃそうじゃ!!)会社の場合は法人としての会社の格があるので経営者への給与、つまり役員報酬というものがあるのであって個人は違う。(なるほど!!)
他にもいろいろあるが、今回の大きな疑問解決はこんなところ。

 経理作業は行為だけを見つめれば結構楽しめる仕事だがその扱う数字は日頃の仕事の成果であり企業の浮き沈みをそのまま反映する。仕事としての経理は結構なストレスを伴う。そんな仕事を長年やった後でも少年らしさを失わず、実年齢と釣り合わなくなっている僕の偉大さを皆さんにも分かってもらいたい。エヘンッ!!

 そんなわけで工房GUSUKUは又進化!!経理仕事は請け負いませーん。