11月11日(月)

ノーパソ実験隊 パート2(NT編)

 ノートパソコンにお客さん手持ちのWindowsNTと会計ソフトをインストールして納品する仕事をもらった。依頼主は前の前の職場での仕事仲間、T君。今はとある病院の事務長をしている。僕が病院勤めを始めてから再会して、やめた後もパソコンネタで仕事を始めたことを知ると、いろいろとパソコンの情報とかをメールで教えてくれるありがたいパソコン上級ユーザーだ。

 WindowsNTに対して僕は非常にいい印象を持っている。前の職場で使っていたパソコンにはNTが入っていた。セレロンの300とか400とかCPUの性能がどんどんアップしていった時期があるが、そのちょっと前に購入したパソコンで、CPU133、メモリー32MB程度のものでワードやらエクセルなどがほんとに気持ちよく動いていた。次々と出て来る高位スペックのWindows95、98のマシンよりも安定していて最後まで同等以上に動いていた。音が出なかったりコントロールパネルのイメージが95系とは違っていてとっつきにくい面もあったが、なにしろ安定しているのでコントロールパネルをいじるなんてこともほとんどなかった。仕事に使うにはもってこいのOSだ。

 作業にかかってみるとインストールの手順も気がきいている。ハードディスクの分割や初期化などの作業が手順の一部として用意されていて、何度やり直ししても気持ちよく作業できる。

 ???・・・。

 今、「何度やり直しても」って言ったっけ・・・。

  そうなんです。せっかくNTを触れるんだからと、10月28日の日記で出現したあのノーパソ実験隊がしゃしゃり出て来てしまった。Hey!Yo!のやつらが。今回のノーパソは元々はWin95が入っていたもの。Win95を入れれば音も出るし、ディスプレイドライバも入手できるのだが、NTを入れたら音が出ない。画面表示もNTが持っている標準のドライバで16色表示だ。まさにビジネス仕様。なんとかならないかなぁ・・・。ヤスクテモー、フルクテモー、チャーントウゴクカジッケンスルンダ、Hey!(Hey!)Yo!(Yo!)。

 まずは、表示色。手に入れるべきディスプレイドライバの名前は分かっているからインターネットのメーカーサイトでそのドライバを物色する。95用のものはすぐに見つかるがNT用のドライバは見当たらない。ここに無ければどこにも無いということは分かっているのに検索をかけてしつこく探す。(僕の辞書では「しつこい」は「質」が「濃い」と書くのだ!!)どうしてもないと納得したら、ひょっとして95用のドライバで動かないかの楽観的疑問がフツフツと・・・。早速に95用のドライバをダウンロードして強引にインストールする。パソコン君はインストールの作業はしてくれるのだが最後のところで「インストールに失敗しました」のコメント付きのつれない態度。

 じゃぁ、NTがもともと持っているドライバで同じメーカーのドライバの名前の近いもので動かないだろうか?プリンターなどでは動くことがある。これが悲劇をよんだ。ドライバの変更をして再起動したらパソコンが全く動かなくなった。全く・・マーッタク!!あらかじめ作っておいた「システム修復ディスク」で修復をこころみるがそれもダメ。再インストールしかない。

 恥ずかしいことにそんなことをディスプレー、音で何度かずつやってしまった。その度に再インストール。おかげで最初にうまくいかなかった。「システム修復ディスク」の正しい使い方も身についた。(バンザーイ・・・)しょうがない、実験に失敗はつきものだ。純粋ビジネス仕様ということでかまわないかT君に聞いてみよう。

 そんなこんなで工房GUSUKUは試行錯誤の日々・・・。オレタチノーパソジッケンタイダゼ、ヤスクテモー、フルクテモー、チャーント・・・
だから、その自信なさげな小声のラップはやめてくれー!!