11月14日(木)

かろうじてなんのその・・・マッキントッシュ 第2弾!!

 なんとなんと1度あることは2度ある。またもやマッキントッシュの仕事だ。ところは南国市、十市パークタウンのTさん。Tさんも前いた病院での職場つながりだ。僕よりも先に病院をやめて、今は介護関係の専門学校の先生をしている。病院時代、このTさんと名コンビの、これもまたTさんという人がいてそのTさんがこのTさんを僕につなげてくれた。それで後に紹介したTさんというのも前の病院はやめていて今は・・・ダメだ、支離滅裂!!Tさんが二人もいたらこんがらがる。このこんがらがり方、なんかダブルTさんの名コンビぶりとつながるところがある。分かる人には分かるというローカルな話だけど・・・。

 この際プライバシーを無視しよう。僕がパソコンのことで仕事を始めたことを先に知ったS病院の田辺さんが専門学校の先生をしている豊田さんに話をつなげてくれたのが今回の仕事だ。(あぁ、すっきりした!)この二人が在宅介護支援関連の部署に机を並べていた時期がある。田辺さんは看護婦畑、豊田さんは医療相談員畑。二人ともそれぞれにちょっとオトボケが入っているのだが、オトボケの方向性が違うので話がかみ合わないことが多々ある。その様子がはたから見ると実に面白くてどこかあったかいものが残る。かみ合わないのはコミュニケーションのことであって、二人ともおおらかな人達なのでお互いに大切なパートナー。仕事が離れてもずっと付き合いが続いている、そんな感じだ。ちょっと豊田さんの方がオトボケがきついかな?こんなことを言うと「そんなことはない、田辺さんの方が・・・」「いやいや豊田さんの方が・・・」そんな言い争いが始まりそうで想像しただけで楽しくなる。その内、言い争いのきっかけを作った僕に矛先が向いてもおかしくないのにそういう発想をしないようなステキな人達だ。

 電話で聞いた相談内容は、「メールを打っていると1行も打たないうちに、切れてしまう」とのこと。「切れてしまう」?切れるという表現は電源のことなのか、メールソフトが閉じてしまうのか、普通はひとこと聞けば分かり合えるのだが、豊田さんのキャラを考えると聞くのがこわい。「僕はマッキントッシュは慣れてないから出来なかったらもちろん無料、うまくいったら仕事ということでいい?」この前のNさんのこともあるから、念を押した上で、見させてもらうことにした。

 僕の頭の中にはノートパソコンの絵柄が浮かんでいた。もしかしたら文字入力の時に親指付近の平たいタッチパッドに触っているのかもしれない。

 ところが、行ってみると豊田さんのマックはデスクトップ機だった。「切れる」というのはメールソフトが終わってしまうという意味。なにか、ナンデモナイことが原因なような気がしてならない。これも豊田さんのキャラが影響している。やれば、必ず起きるそうなので実演してもらった。豊田さんの手元をじっくりと観察する。・・・なんにも起きない。じゃあ僕が触ってみよう。文を打つかわりに「あああああああああああああ」とボタンを押しっぱなしにして入力するが何行でも入力できる。又、始まった・・・。前の職場でもこのパターンだった。おかしい、おかしいというので僕が行くとちっともおかしくないのだ。特定の人の時だけならその人が原因なんだろうけど、不特定。理由が付かないから「僕は魔法を使うからね」と冗談を言う。ついでに「ちゃんとパソコンを立ち上げる時にお祈りした?」

 とりあえず試しに打った「ああああああああああ・・・・」の文章を僕のアドレスに送信するとそれも正常。今日のところはここまでか。「他におかしいところはない?」と聞くと、さいさい「切れる」ので、ちょっと打ってはそれを保存するのだが、そのたびにその書きかけの文が送信されてしまう。仕方がないから最近はFAXで送っているとのこと。仕事で岡山にいるご主人とのやりとりでメールを多用していたのだが、ご主人はメール、豊田さんはFAXという状態だということ。画面をジックリ見ると「下書きとして保存」というボタンがあったのでそのことはすぐ解決した。ところが、今度は別の異常事態発見。下書きのメールに次の文章を打とうとしても全く受け付けないのだ。カエルの鳴き声のエラー音が僕を馬鹿にする。そんなはずはない。よーく見るとメールソフトの「閉じる」ボタンもない。ははぁ、これはメールソフト自体がちょっとおかしくなっているな?

 こんな時は、ソフトをまるまる削除してもう一回インストールし直すのが一番すっきりする。そのためには今までの利用でたまっている過去の受信メールなどを別に退避しておいての作業になる。ところがいざやろうとすると、マックとWindowsでは感じが違う。受信メールのありかに行き着くのにWindowsでいうところのマイコンピュータやらエクスプローラはマックではどうなっているんだろう?あせってしまって行き着けない。

 その時、全くあせっていない豊田さんがごそごそと説明書を持って来てくれた。説明書を何冊かひっくり返しているとメールソフトの再インストールという項目に行き着いた。説明では再インストールというより上書きインストールのイメージ。上書きインストールならWindowsでは過去の受信メールを退避しなくても、しかるべきところに残してくれる。ホッとして読み進むと、マックではそうではないらしい。ちゃんと読んで良かった。説明書に沿って作業をすすめた。過去のデータが入っているファイルをデスクトップに逃がして、それから・・・。感覚が違うので説明どおりに出来てるのか手ごたえがない。一応本のとおりに慎重に慎重に・・・。

 なんか手ごたえのないまま終わってしまった。あとは確認だ。メールソフトの「閉じるボタン」・・・。ある!!じゃあ、下書きメールの追加入力は?・・・出来たっ!!なんだかわからないけど、ヤッチャッタヨー。フウ〜〜。これもひとえにあせらない豊田さんのおかげだ。キャラに惑わされて疑ってごめんなさーい。確かにパソコンがおかしかった。あなたは正しい!!万歳、豊田さん!!ソフト自体がおかしくなっていたのを入れなおしたから、おそらく最初に確認出来なかった「切れる」現象も起きないだろう。今回の問題を解決したのは、豊田さん、あなたです!!

 家に帰りついて、いつものようにメールチェックをした。いくつか読み進んでいくとすっかり忘れていたあの実験メールに行きついた。ターザンの雄たけびのような「ああああああああああああーーー」。2度あることは3度ある。今度マッキントッシュの話が来たら「3度目の正直」で手も足も出ないかも知れない。行き当たりばったりじゃなくてマックもちょっと触っといたほうがいいなぁ。豊田さんのキャラ読みといい、手ごたえなしの解決といい今日は反省!!

 そんなこんなで工房GUSUKUは試行錯誤、切磋琢磨、支離滅裂、五十歩百歩の日々(???・・・)、みなさん応援してねー。今、ひまでーす。今なら独り占めできますよー。Bye−Bye!!