12月12日(木)

年賀ソフトを自力でやりたいあなたのために
(筆ぐるめ体験記なのだ!!)

 

 火曜日から今日にかけては、年賀状の宛名入力と印刷の作業。件数は200件ぐらい、使ったソフトは「筆ぐるめ」だ。実際に使った時間は1日程度だが、締め切りに迫られていないこともあり、作業を通してソフトの内容とか使い勝手とかも知りたいからもったいぶってゆっくりとやる。

 ハガキ印刷ソフトはハガキにおもてと裏があるように、そのまま二つの面を持っている。ひとつは、住所録管理ソフトとしての一面。宛名書きの住所録の管理と印刷を扱う。ハガキ印刷ソフトでは宛名書きの面の方が「おもて」だ。そしてもうひとつの面は「うら」、絵や文字を入れる文面の作製機能ということになる。文面の方は別にワードとか一太郎とかのワープロソフトを使ってでも出来る。ハガキ印刷ソフトの場合は年賀状なら年賀状、クリスマスならクリスマスにピッタリの背景やイラスト等を沢山準備しているのが利点といえば利点になる。その代わり出来合いのものなので、オリジナルじゃない。僕は、オリジナルの方が好きだから、ハガキ印刷ソフトの「裏」の機能はほとんど使ったことがない。単純に空の画像を背景にいれるとしても、「12月12日午前何時何分の高知市の上に広がる空」を自分でデジカメにとって入れると、少なくとも自分にとっては意味がかなり違って来る。結果としては、別にテクニックを感じさせるものでもないし、どこにもあるようなものだが気持が違うのだ。これを名付けて、『心理的オリジナル』っていうのはどうかな?ダメ?

 で、今回の作業は宛名書きのほう、僕には珍しくオモテの仕事だ。つらつら書いても分かりにくいので、「筆ぐるめ」についての印象を箇条書きにまとめよう。

○パソコン慣れした人間には最初扱いにくい
 僕は普段はハガキ印刷ソフトとして「筆王」を使っているが、それが他のソフトだからと言ってあまりびびらない。
Windows系のソフトは上の方に「ファイル」「編集」「表示」・・・と同じようなボタンが並んでいて、慣れればそこを開いていくことでなんとでもなる。「筆ぐるめ」はそうじゃない。独特のインターフェースで、「筆ぐるめ」を使いこなすためには一度それに慣れないといけない。雰囲気でチョイチョイというのがダメだ。最初の最初だけだけどネ。

○細かい設定とかを言わなければ便利
 
初めて触るハガキ印刷ソフトが「筆ぐるめ」で、これからもずっとそうで、素直に説明書や「ナビ機能」に従うなら、これほど簡単で気の利いたソフトも無いかもしれない。つまり、パソコン慣れしていない初心者の人に取っては懇切丁寧なつくりになっている。特にナビ機能というのは、パソコン教室泣かせかも。たどっていけばすぐ分かる。(その代わり、分かり始めるとまどろっこしくてしょうがない。)そして、分かりやすい代わりに細かい設定が出来ない。分かりやすい=単純な作りという感じかな?レイアウト画面で、差出人の名前と電話番号の間をもう少し空けて、というようなことが出来ない。レイアウトを一から作ることも出来るようだが、ほんのちょっとのことなのに、残念だ。

 ここで、僕が大量の宛名入力をする時の方法を紹介しまーす。

 住所録のようなデータベースタイプのものは、入力しない項目がやたらと多いのと、マウスとキーボードを使い分けたりでリズムが良くない。郵便番号を入れて自動的に住所が出て来るのは便利だけど、これもリズム面からいうとマイナス。事務仕事で一番大事なのはリズムだと思っている、そしてそのリズムがいい集中力を呼んでくれるのだ。では、ノウハウ紹介ハジマリハジマリーー。

1.エクセルで入力に必要な項目を作り最小限の入力で済むようにする。

2.よく出てくる住所を辞書登録する。今回の場合は「高知県高知市=こ」「高知県南国市=こな」

3.ファイルを保存する時に、csv形式で保存する。

4.ハガキ印刷ソフトの外部データの読み込み機能を使って住所録ファイルに変換する。

 これをやるとホントに200件ぐらいアッと言う間に済んでしまいますヨー。『ア』と発音して『ッ』というまでに半日ぐらいかな?いや、もうちょっとかもしれない・・。まてよ、もーうちょっとかもしれない・・・。とに角、ソフトで直接入力するよりは断然はやくて、面白いです。

 そんなわけで今回はノウハウを惜しみなく出したつもりだけど、そんなこと、はなからやりたくない人は工房GUSUKUにご相談下さーい。じゃ、BYE−BYE!!