2月18日(火)その2

「ごめんなさい」より「ありがとう」

 

 今日の日記「夢見るパソコン」を書き終えて、「しょうがないな。さて何をしよう。」と思っているところへ電話がなった。この前まで非常勤講師をしていた短大の教務係の人から、試験の採点の提出日が今日だったとの連絡。「エッ?締め切りは来週じゃないのか?短大の連絡表を何度も見てまだまだ余裕のミヤギクンだったのに!!

 日頃、シャープでタイトな感じの(まず、ここで笑ってくださーい)ミヤギクンには大きな欠点がある。パタパタしてると曜日と日付がてんでんバラバラになってしまうのだ。な〜んにも見えなくなる。「今日は何日」と、「今日は何曜日」が両方とも間違っていてその上、何ヶ月もズレていたりする。なんとも憎めないイイヒトだ。

 試験といっても僕が生徒たちに要求したのは、レポート。教科書以外のことを自分で苦労して調べて僕にも何か教えてほしいなぁ。授業の感想なんかも書いてくれたらいいなぁ。教えるって行為は実は自分も教えられてるという面があって、みんなとのやり取りでこちらも成長していくもんなんだ。だから、授業中にザワザワしても僕が怒らないのは「自分の話がつまらない」というのをみんなが教えてくれてて、次はもっとちゃんとしなくちゃと思うからなんだよ。

 レポートには生徒たちのいろんな個性が出ていて面白い。結構伝えたいことを聞き取ってくれている。もちろん、ピンと来なかった子もいる。「うるさい時には怒るべき」という意見もいくつかあったが、その中には「私は私語をしていたけど」という子もいた。最後の僕の言葉でグサッと来たらしい。それはそれでまずかったかなぁ・・・?悪かったネ、それとありがとう。来年から僕も怒ります。でも僕が怒ったらすごいよ。僕も犯罪者にはなりたくないからなぁ・・・(ウッソピョーン!!古いか・・・(-_-;))

 「ちょっと手応え?」というのが『「ごめんなさい」より「ありがとう」』という標語みたいなのが伝わってたこと。病院でという話をよく出すが僕の立場は割と新入職員の教育の場面とかで話をするようなことが多かった。回を重ねるにつれて、そのうち「宮城語録」みたいなのが出来て来て、その内のひとつがコレ。何か失敗をしたり、お世話になったりして「ごめんなさい」でも「ありがとう」でもどっちでも通用する時は「ありがとう」を使おうねという意見。何か失敗をしてそれを指摘され、指導される。そんな時やたらと「ごめんなさい」を何度も何度も繰り返す人がいるが、そういう人は又同じ失敗を何度も繰り返す。結局、許してもらうことに必死になり過ぎて伝えたいことは伝わらない。それよりは、もっとリラックスして感謝の気持ちで「ありがとう」と言ったほうがお互いのためになる。まぁ、そんな話なのだが・・・。どうでしょうネ?

 そうだ、そうだ、「宮城語録」にこんなのもあるんですよ。『昔は「読み・書き・そろばん」、今は「読み・書き・パソコン」!!』。どうだっ!?

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 こんなことを書きながら、実は長崎の親父がほとんど危篤の連絡が入って今、様子見の段階です。この日記にはなるだけ自分を出したいと思ってるので敢えて書きます。

 この土・日は、大道具の舞台仕事があってどうしても抜けられないから「なんとかもってくれ」と思っていて、もってくれた。ありがとう。そして、最近、新しい仕事が1日に1件は入るような日が続いているんだ。もう1回「ありがとう」を言わせて欲しい・・・。