2月24日(月)

親ごころ

 

 きのう、長崎から帰って来た。長崎から高知まで何キロあるんだろう?約束を伸ばしてもらった仕事もあれば、それが済めば何にもないという二つの課題を心のどこかに感じながらの約10時間、強気の運転で帰って来た。あの角を曲がれば我が家というところで鳴り出したPHS。駐車場の前で電話に出るとSOHO日記をつけ始めた頃に登場したN島さんからだった。遠距離の運転の果て、それこそ今家の前に着いたことを説明し、5分後にもう一度家の電話の方にかけてもらうことにした。このタイミングのフシギさというのが最近の特徴。いろんなことが「意味ありげ」に見えてしまう。というか意味があるのだ、きっと。

 N島さんの用件は、また、アリヒロの家庭教師をやってもらえないかということだった。前回の家庭教師が終わって数ヵ月後に「おかげで英語はクラスでも結構いい点数をとっていて・・・」ということを聞いて嬉しい思いをしていたのに、どうしたんだろう?あの方法を続けていれば誰かに助けてもらわなくてもそこそこいける筈なのだが・・・・。

 英語はまぁまぁいいんだそうな(^.^) 他の教科が全くダメ、というより勉強をしないでゲームとカードのコレクションに熱中してあとはゴロゴロしてて親がどんなに言ってもダメでと、本人が聞いたらかわいそうになるような観察結果。

 アハハ、やるじゃないかアリヒロ。なんか分るような気がする。中学1年にしては幼げで、オットリタイプで「やることなんて何にもないけど、そんなこと当たり前で全然平気」というフシギな超越の仕方してるからなぁ。そういうのは真面目な先生には一番困るタイプなのだが、ぼくは不謹慎だから平気。今日はアリヒロの家庭教師第2弾の第1日目ということで早速出かけてきた。

 確かめてみると英語はほっといてもよさそう、時間を持て余すだけだ。じゃあ、何をしようか?会話をしながら期末テストを目標に社会と理科をやることにした。僕の専門外だ。社会なんて点数は良かったけど今の自分の中にはなんにも残っていない。どこかの県や国の特長とか生産物とか覚えても行ったことないし、聖徳太子なんて会ったことないもんな。当たり前だけど・・・

 お母さんがいうとおり食いつきが悪い。アリヒロはちょっと子供っぽいからゲームにしてしまおう。先生と生徒を逆転させた。ヤツの眼がキラリ!!彼が教科書をみながら問題を出して僕が生徒でそれに答える。僕をやっつけようとして、難しいことばかり聞いてくる。ほとんど降参。お陰でおぼえる、覚える。アリヒロのおかげで僕の頭はこの年齢でまた進化の兆し。アリヒロの方は・・・シリマッシェーン。今度確かめてみまーす。

 お母さんとの会話

「人間、勉強が全てじゃなし、別にいいやん}

「でも、アリヒロの学校は*‘L+OPK><LLIOPIK<>+?/・・・・・・・・・・・・・」

「そのうち好きなことが見つかれば力発揮するよ」

「けんど、そんなことは一生・・・・・><LK><+L‘K?/・・・・・・・」

もうひとこと言ったら「バッテン・・・・」と答えるかもしれない。んなわけないか・・・。

 おーいアリヒロ!!お前のお母さんはお前の家庭教師にはお金使うけど、パソコンの方では僕に声をかけないぞー!!何とかしてくれー(^.^)