3月7日(金)
突 風
僕は12月初め頃に書いた「風を集めて」というタイトルの日記以来、仕事が立て続けに入ったりすると「風が吹いた」というような表現をしている。
今日は、突風が吹いた。以前、「消えていった仕事」というタイトルで書いた日記に登場してもらったT先生からの話がそれ。T先生は、僕が非常勤講師として「医療秘書総論」なる後期授業を受け持っている、とある短大のクラス担任の先生だ。
「先生、今日は二つほどお願いがあってそちらへ伺いたいんですけど・・・・」
なんだろう?前回は、僕の探究心のために仕事の依頼は消滅してしまったから、もしかして穴埋め的に入力仕事かなにかをくれるのかなぁ。きのうの風の吹き方もそれっぽかったし、大いにありうる事だ。
二つのうちのひとつは当たり、急ぎのものがあって入力をお願いしたい。それは、いいんだ。もうひとつが突風ものだった。
「4月からのパソコンの授業の先生が定年でやめられて、そこを宮城先生にお願いできないかと思いまして・・・」
・・・・・・・・???
やったぁー!!すっげー!!やっべー!!
これぞ、僕が思い描いていた最上級。「医療秘書総論」は戸惑いがあったけど、こっちはバリバリ本業でノリノリのイケイケだもんな。 でも、パソコンの先生とかは今時の仕事だから若くて能力のある先生がいて欠員なんてあるはずもないし、それはちょっと違うだろうと思って冗談みたいな願望だった。それがそれが・・・。ガツガツせずに、カリカリせずに、キリキリせずに、「あなたが幸せなら・・・」の気持ちでやっていたら、いつの間にかなんかうまくいってたよーというのが理想、なんて思ってたけど、かなりやばめだなぁと思いかけていたところだったんだ。
これで急にうまくいくわけでもなんでもない。でもこれは「突風」だ。ことの進み方が最初に望んでいた形ですすんでいる。これは大きい。こんなはしゃぎ方が学校にばれて、
「先生、予定が変わりましたー」
なんてなりませんように。でも、その時はこう答えよう。
「いいんですよ(^^) あなたが幸せなら私も幸せです。」ってね。