４月２７日(日)

プ　ロ

　４月２６日、２７日は県外へ出張っての大道具。２６日、高知を早朝５時半出発の姫路行き。姫路で開催のバレエの発表会を愛媛のバレエ専門の大道具さんが受けて、その手伝い要員として高知から４人。同行の３人のうち２人はずっとこの道の人たち、1人は若くてまだ始めたばかりだけどこの道でやっていくつもりだから中途半端なのは僕だけ。「大丈夫だろうか・・・」と思いつつも、行きの車の中、リーダー格の人の

「まぁ、人数もいることだし、上手に体を休めながらやって下さい。」という言葉に、

「はぁーい」

と一番に答えたのは僕だった(-_-;)

　発表会は三部に分かれていて最後の大物は「くるみ割り人形」。２６日がリハで２７日が本番。普段は日本舞踊の大道具が主の僕としては新鮮かつドキドキものだったが、僕の内容を知らない業界の人たちが一人前に接してくれるので助かった。というより、この業界、その道にかけて生きてる人もいれば、人材不足でつれて来られるお助け組みもいるわけでそれはどこでも一緒なんだろう。愛媛から来た人の中にもそんな感じの人がいて親近感を覚えたもんだ。そして、この道で生きてる人は、そこらを自然に察知してその人なりにふさわしい仕事を与えたり、説明をしたりする。それがプロのプロたる所以なんだ。僕がパソコンの初心者を仲間と思いこそすれ、批評っぽい見方をする気なんか全く思いもしないことと一緒。というか、僕なんかまだまだ初心者みたいなもんだもんなー(^.^)

　今回の感想としては、やっぱり作品を知らないと舞台ごとって大変だし恥ずかしい。それと、姫路はやはり都会よりだからかな、男性ダンサーが沢山出演していた。バレエの世界は圧倒的に女性人口が多い。男性で長いこと生き残っている人はやはりその道のエリートなんだろうと思う。その彼らにもプロの謙虚さのようなものを見る思いがしたのは、よかったな・・・。