4月30日(水)

恐怖の水曜日

 

 いよいよ、やって来た3度目の水曜日。これからしばらく水曜日の日記は「いよいよやって来た」で始まりそうだ。そう、トアルという名前の短大の授業。なにしろ、初めてのことで毎回毎回不安要素が一杯なのだ。おそらくずっと「いよいよやって来た」の思いは続くだろう。とりあえずパワーポイントをやることにして今日は自分で作ってもらうというまわり。今回と次回でひとつ作り上げてもらって、時間が許せば何人かにプレゼンもやってもらおうと思っている。

 まず、最初はパソコンの電源を落としてもらって、少しだけ作成前の注意事項をしっかり聞いてもらって、あとは行き当たりばったりで作ってもらおう。人に習いながら言われるままにやったら何だか立派そうなのが出来ちゃった、というのは、後で苦労する。先にああでもないこうでもないと工夫してから説明を聞くと「なぁんだ、そんなことだったのかー」といった感じですぐ頭に入る。

 パソコンの相談を受ける時、その人がとりあえず自分であがいたかどうかはすぐ分かる。あがいた人はこういう。

「なんだ、そうだったのか!!」

あがいてない人は、

「うわー、宮城さんすごーい!!」

名付けて『なんだそうだったのか判定』。

 みんなにパソコンの電源を落としてもらったところでハプニング。カメラマンがやって来た。なんでも卒業アルバム委員から、このクラスの写真はこの授業で、との指定があったんだそうな。ウッ・・・と思いつつも

「パソコンついてた方がいいんですか?」

ついてた方がいいということで、落としたばかりのパソコンをもう一度たち上げてもらってブーイング。先週見せたパワーポイントの最後のスライドをせっせと大画面にだして・・・

「先生、そのスライドこの前見ましたよー」

いいんだよ。このページには工房GUSUKUの名前を大きく出してるから写ればラッキーじゃん。結局そのまま授業本編に入ってスライドも動かしたしカメラマンの存在も忘れてたからどんなことになったやら・・・(^.^) 主人公は生徒たちだからね。

 パワーポイントの実習はあちこちでもりあがっている。質問が出るとそこへいって教えたり、教えてもらったり。分からないことはコミュニケーションの道具なのだ。気にしない。(実はちょっと気にしてます。)一番とまどうのは出来合いのテンプレートを使った場合に2ページ目からは別のものを使いたいとか、この絵だけいらないとかの場合。単純に背景だと思ってると一部は別扱いの画像だったりして・・・。へー、そんなテンプレートもあるんだー。

 今回の不安要因のひとつは時間配分。みんなスゴ過ぎて10分で終わったらどうしよう・・・。それはなかった。それとちゃんと質問にこたえられなかったら・・・。まぐれも手伝ってまあまあだったかな?インターネットを見ていてパワーポイントを開かない子がいたので軽く注意したら、インターネットから素材をひろってきてパワーポイントに埋め込む算段だったそうな。参りましたーー(^.^)

 とりあえず、恐怖の水曜日はこうして過ぎていったのであった。