5月12日(月)

 今日も・・・

 

 午前9時、内山時江バレエ研究所。昨日のカルポートと同じこと。始めたことは必ず終わる。今日は内山先生のところの発表会会場の復帰作業。キャタツに上り下りしながら、暗幕を外す、床に敷いたリノリウムを剥がす、持ち込んだ発泡スチロール製4トン(^.^)の岩を撤去する。そこそこのことは午前中に済んだ。

 やったー!!もう、終わる!!そこへ現れた一人の女性、岩崎さん。年の頃は30代中盤。異常に細くて手足が長くて初期のミッキーマウスみたいな人。実際、この人ミッキーマウスの格好でオレンジで踊ったことがあるんだけどハマってたなぁ。レッスン用の大鏡を動かそうとしてたら手を貸してくれる。普通は、「危ないからいいですよ」なんだけど、バレリーナには遠慮しない。バレリーナっていうのは科学的かつ経験的ノウハウのもとトコトン体を作り上げた上で、更に芸術的な表現というものを追いかける人達。力の出し方、脇の占め方、バランスの感知、みんなプロなんだ。だから、バレリーナはこき使ってもいい人達なのだ。

 作業が終わったところで目新しい展開。なにやら岩崎さんがカラタチの北川氏と真剣に会話してる。発表会の準備段階から関わっている北川氏に今回の発表会の感想を聞いている。北川氏、それなりにしっかりと感想を伝えて・・・。へぇーー、北川氏、絵画だけの人じゃなかったんだ。岩崎さんは内山先生のもと、バレエのレッスンに通ってくる子供たちの先生ということもあり、結構考え込んで必死みたい。僕たちみたいな「裏」の人間じゃなくて、表舞台でハツラツと踊っているダンサーにも似たような悩みが渦巻いて。みんな同じ空間、同じ時間の中であがいてるんだネ。そして、その思いが僕たちみたいな裏方にも意見を聞く謙虚さを生む。岩崎さんが素直に聞いてくれるもんだから僕もいくつか意見を言ったりしたけど、アハハ 、僕としては単純に、耳を傾けてくれてありがとう、でした。

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 午後、高知駅前の「サンカメラ」のビル外壁への看板取り付け作業。サンカメラさんとカラタチさんとは馴染みらしく、店の奥さんも親しげな対応。

「まっこと 北川さんはよう太らんねぇ。」

「仕事のし過ぎじゃない?」

「頭の使い過ぎで、よう太らんがやろう。」

そこまでは良かったんだけど・・・、ふと僕を見て、

「いやッ、言われんかったねぇー!!」

ただでさえ、内山バレエの鏡で「僕の思ってる僕じゃない!!」と思ってたのに・・・(-_-;)

ウーーー、ぐれてやるー!!

今日も新しくも悲しい(?)出会いの日でした(^.^)