6月 4日(水)

税務署へ

 

 とうとうやって来た水曜日。と言えばいつも短大の授業の話なんだけど今回はチト違う。9時半目標で税務署へ。去年の暮にも案内が来て「是非!!」と申し込んでいたのだが、応募者多数でハネられた、「会計作業をパソコンで」という説明会。今回は入れてもらえた。

 パソコンは本業だし、経理も15年ぐらいやってたからいいようなものだけど、元々文科系の出身者が実務だけで身に付けた経理処理。会計事務所なんかに頼ってた決算部分とかは随分と欠落している。それといい会計ソフトが分かれば購入してもいいと思っている。去年はインターネットで探し出した無料の会計ソフトを使ったのだがエクセルのマクロで作られたソフトで、ちょっとした拍子にどこかのセルを触ったらしく、動きが変だ。それともう一つの目的。パソコン教室とかで習ったことないし、教えるための勉強もしたこともないまま、短大でパソコンを教えたりしてるから、いちど生徒の立場になってみたかった。

 講習会は午前中一杯。「ブルーリターン」という名前の会計ソフト。なかなか良く出来ている。あれはホントにお薦めだと思う。税務署という公の立場から、それがなんという会社のソフトで金額はいくらかということは「誠に申し訳ない。お教えできません」ということだ。講習の進め方は専用のテキストがあって説明する人が大きなスクリーンでやり方を示しながら生徒も各自机の上のパソコンに入力していく。「会費」を「租税公課」で入力するところがあってアシスタントの人に

「会費って普通『諸会費』とか『雑費』で処理しますよネ。これ、あとで入力訂正の練習するための間違いですかー」

と訊くと「その通り」だそうな。アッハハー、面白い。でも入力訂正のところでは、この分は触らなかったゾー(^.^)

 年間の流れをひととおりやって決算処理もそこそこなぞって結構いい体験だった。そして配られた資料の表を持ち帰ってそのまま今日の短大の授業でエクセルの表作りの教材にするんだ(^.^)我ながらなんと調子のいい考え方。こういうとこ好きだなぁ、自分でも。

 ジャーン、ダメだった。先に書いたような税務署の立場的な理由から、その日の資料は全部回収されてしまった。急いでそのソフトの名前とだしてるところのホームページのアドレスをメモする僕。資料回収されても平気だもんネー。そして、インターネットでそのソフトのことを調べると金額3万円ぐらい。ダメだ。3千円なら買うのに・・・。

 しかし!!チャンスは僕を逃さない。動作制限つきの体験版があった。そしてその制限は僕にはなんの問題もない。フッフッフッ・・・

 休憩時間には税務署の内部探検をして安い食堂の場所も分かったし、僕の教え方もまんざらじゃないことも分かったし、体験版も手に入ったし税務署っていいところだなー。

 体験版使って、仕事が発展したら製品版のほうも買いますからネーー。