7月26日(土)

遅  刻

 春野の空は青かった・・・。

 などとカッコ付けれていられない・・・。約束の時間は朝の6時から7時の間。春野は仁淀川河口近くにある春野漁港に現地集合。カラタチさん受けの春野町の夏祭りのステージを組むのが今回の仕事だ。炎天下での作業はこたえるので早めにやって早めに上がるというのがねらいだった。

 ジャーン!!起きたのが7時、急いで家を出て車を走らせる。信号待ちのところでカラタチの北川氏の携帯を鳴らすが春野漁港はちょうど電波がとぎれるところ。急がなくちゃ。場所もしっかりとは把握していない。でもあそこらは宇佐のS病院にいく時にその近くをよく通るからすぐ分かる筈。そんなことを考えていたらいつも曲がる道を通り越してしまった。

 「なあに、ひとつ向こうの道を左折してちょっと戻れば目的の道と交わる筈さ」

 そのサセツはザセツへの道だった。目的の道と交わりすぎたらしい。さらに奥へと戻ってしまった。こうなったらここがどこか、北も南も分からない。太陽を見上げてなんて思いもしないし、そんなに大変なことじゃない筈なんだ。その筈なんだけど・・・。たんぼにはさまれた細い道がくねくねとはっているだだっぴろい春野の町、雰囲気は村だよなー。平たい土地なのに遠くに山が見えるだけで行きたい方向を思わせる目標物が見当たらない。迷いに迷って目的の道に出るのに随分な時間を食ってしまった。

 そして仁淀川河口の近くに着いて漁港をさがしてもうひと迷い。「トンネルのこちら側」と聞いていたのだが、僕が行く方向からは「あちら側」だった。アハハ、にくめないなー!ミヤギくん。

 漁港に着くと、作業の大変な部分は随分すすんでいた。(ウーン、このあとこの文章どう持っていこう。痛み入って不謹慎モード発揮しにくいぞ。)いつもの仲間たちはそこそこ笑ってすましてくれた。何を言っても言い訳になるし。
 「ゴメーン!!」のひとことで作業の中へと溶け込んでいったミヤギ君なのであった。

遅刻はいかん、チコクは・・・。