10月 6日(月)

焦 り

 あぁ、早くも6日になっている。DVDやらノートパソコンやら、課題にはことかかないから時間はいくらあっても足りないのだが、そういうことに入り込んで月日の経つのを忘れていると1ヶ月ぐらいアッと言う間に過ぎてしまう。それこそ、「ア」から「ッ」まで1ヶ月なわけだけど・・・・(-_-;) ほらほら、もっと仕事取ってこなくちゃ。

 そんな焦り感と、このところの根つめ気味の課題取り組みの疲れからか、今日は朝起きて食事をしてまた寝た。

 オワリ


















 これで終わってちゃまずいか・・・。そう、世間は僕をほうってくれない。

 一宮のMさんから電話があった。税理士のMさん。使っていた会計ソフトが今度使おうとしたらパソコンから忽然と消えている。システムの復元をしても出て来ないし影も形もない。たぶん、データをCD-RWにバックアップしようとした時にちょっとおかしい動きがあって、その時にそうなったんだと思う・・・。「アプリケーションの追加と削除」なんて毛頭触ってもいないし・・・。その中には大事なお客さんのデータが入っていてそれをもう一度打ち直しても同じ数字が出るような類の仕事でもなければ量だってかなりのもの。Mさんにしてみればそれはそれは一大事。かなりあわてていた。

 話は筋が通っているけど、システムの復元をしても影も形もないなんてそんなバナナ!どう考えてもそのソフトはパソコンに残っているような気がする。ソフトの解説書でそのソフトが作るファイルの拡張子を調べて検索してみるように伝えたが「拡張子だなんて、そんな・・・、今から来てもらえないか・・・」ということになった。

 懐かしいなぁ。一宮は僕が勤めていた病院のある場所。県交通に立っている大看板、あれも僕が手配して立てたんだ・・・などと思いながら一路一宮へ。

 Mさんのパソコンには同じ会計ソフトのバージョン違いがいくつも入っていて、それぞれで別々の顧客の会計処理をしていた。こりゃあ分かりにくいけど、ある意味ではそれを参考にしてフォルダのありそうな場所とかを予想できる。Mさんは僕の作業の間、おかしい思った時の状況を説明したり、システムの復元に関する質問をしたり、果てはいよいよダメだった時の対策を話したりしている。

 「今はチェックしてるんだから、そのことを考えるのは後にしましょう。」

 データを見れなくなった会社の名前を聞いて考えられる検索をいくつも試した。エクスプローラでそのデータがありそうな場所を探す。Mさんがやったのとは別の日付でシステムの復元も試みた。大事なのはデータ。ソフトはまた入れればいいんだから。

 ない!!僕の中には素朴な疑問。これだけ調べれば、口に出せる。

「ホントにこのパソコンでやってたんですか?」

 Mさんの話は具体的で筋道が通ってるけど、ひとつ言えるのは彼は動転している。これだけ調べて無かったらそう思っても不自然じゃない。聞けば、2階にもパソコンが2台あって、そのパソコンも同じ会計ソフトのバージョン違いがいくつも入っているとのこと。そして、2階のパソコンも一度探したし、確かに1階のこのパソコンだった。

 いっしょに2階へ上がってそれぞれのパソコンでまた試みる。こちらは問題のソフト自体は消えてはいない。データを探せばいい話・・・。でも、なかった。

 じゃあ、その忽然と消えたソフトじゃなくて、前のバージョンでやってたことは考えられないか?僕が見た分には見つからなかったが、Mさんがそれに行き着いた。

 ということはー!!パソコンが違っていてー!!ソフトのバージョンが違っていてー!!1階のパソコンで消えたと思っていたバージョンは元々インストールしてなかったということー?(^_^)

 僕の今日の役割は、パソコンの不具合と思い込んで、その苦手意識で焦っているMさんの代りに、落ち着いて作業をすすめ、やった結果から考えられることを狭めていって答えに行き着いたってことか。出来れば僕が探し出してたらもっとカッコよかったな。

 この夏のウィルス騒ぎのことを思い出した。焦ってしまって、うまく行かなかった時のことばかりが浮かんで、目の前のことに集中出来ない僕を離れた場所から I さんがフォローしてくれた。。。

 いやー、その気持ち分かりますよMさん。誰だってこんな時はこんなです(^_^)


(ホントの)オ・ワ・リ。