12月2日(火)

 カラタチにて

 今日は短大の日・・・。でも他にもやることはある。まずはカラタチさんだ。昨日、今までのお給料の準備が出来てると聞いているのでなにはともあれ、いかなくちゃ。経済的にはそういう感じなのだ。11月の収入目標を12月になっても追いかけている。

 まあ、それはいい。カラタチの北川氏、先日のオレンジホールでの舞台仕事、彼は美術担当ということで一緒だった。この場合は僕はカラタチさんの手伝いじゃなくて大道具要員。彼は、美術担当。まさに一緒に仕事をしたという感じだ。基本的にカラタチさんは看板屋さんなのだが、いろんな縁やらしがらみやらからまって、彼もいろんなことをしている。そして、そこに集まるのはアートな人たち。

 今日は短大の日で僕も準備があるので早々に立ち去ろうとしていたのだが、そこへ現れたのが一人の女性。しゃべりを聞いた途端、「あっ、同じ種類の人間だ」と分かった。ここらの僕の感覚はこの年になってとてもさえている。彼女は高知商業で非常勤で美術を教えている人なんだそうな。年の頃としては僕らの半世代上かな?アートな感じなので年齢不詳というのが正解かも知れない。大体カラタチに立ち寄るという段階で、まずは僕らとコミュニケート出来るひとだとは思うけど、その感じが全面に出てる人。ペラペラペラペラと近況を話しているのがなんとも憎めない。なにかにつけて「大変・大変」というけど、その「大変」が聞く側にはユニークで、本人も楽しんでいるように聞こえる。ヨサコイの地方車を生徒と一緒に作った話とか、「お城祭り」でカツラをつけて井戸端会議の洗濯女を演じ(させられ)たとか、話の切れ目を見つけるのが「タイヘン」なひと。とりあえず「仲間募集中です」ということで名刺を渡した。

 美術畑は僕には今まで縁の薄いところだったけど、その世界にもこうやって似たような波長のひとがいるらしい。世の中、捨てたもんじゃないかも。