1月14日(水)

訂正!!

 訂正しないといけない。

 11日の日記で書いたトルストイの民話の形を借りた晩年の作品群。中には「イワンの馬鹿」、「人にはたくさんの土地はいるか」「人は何によって生きるか」というような短い作品が入っている。11日の時点では「イワンの馬鹿」あたりしか読んでいなかった。そして、軽率にも、20年ぐらい前は心洗われるように感動したのに今回は何にも感じなかったように書いた。間違っていた。「人は何によって生きるか」を読んだあたりで「イワンの馬鹿」の「馬鹿」と呼ばれる愚直な農民たちの素敵さが引き立ってくる。

 映画と同じことで内容は書かないほうがいいと思う。読み終わってどこか「シン」とした謙虚な気持ちになっている。人はわずらうことによって生きているのではなく・・・ いやいや、これから読む人のために書くべきではない。

 どうしてこういう感じを何十年も前に感じていたのにその後も右往左往の日々を送っているのだろう?それは答えは出ている。身体にとって食事や睡眠が毎日必要なように、心にも継続的に栄養を与えることが必要なのだ。忘れないようにしよう。

 おすすめです。他の短編もまだ読み終わっていないので読み終えたあたりで、僕のホームページのプライベートの方に「読書感想文」(?)的なコーナーを入れようと思う。今年は本をたくさん読むというのも目標だし、惜しみなく与えるというのも目標。いいものも情報も独り占めするのはもったいない。

 1月14日(水)15時15分、実況中継的日記でした。この感じを忘れないために・・・。