1月15日(木)

チラシ効果、そして魔法の日

 大谷公園町、午後2時半。工房GUSUKUのチラシはジンワリと効果を発揮する。去年の秋口のチラシが元で電話を頂いた I さん。I さんは工房GUSUKUのチラシをちゃんととっておいてくれた。こういうことは今までもいくつかあって、チラシを配ってから随分日がたち、忘れた頃に連絡が入る。行ってみるとチラシを透明ケースなどにちゃんとはさんで、何かの時のためにと持っていてくれる。手作り手配り、そういうことを期待してのものなのでこんなに有難いことはない。1000通に1件、2件と言うけど、まだこうして声がかかるのだから、結果を出すのは早すぎるのかも知れない。きっとまだ会ったことのない人の家に工房GUSUKUのチラシが大事にしまわれている。

 I さんの依頼は、インターネットがつながらないというもの。モデムがおかしくて何ヶ月か前に取り替えてもらったとのこと。しかし、ADSLランプが点滅しているのはかなりあやしい。でも全くついてないわけじゃないから、ノートパソコンのネット接続の設定を確かめたり新しく作ったりすると「WMIファイルが破損」していて、システムの復元が必要ということが分かった。ところが、システムの復元ポイントはなぜか去年の12月と10月にほんの2〜3個しかない。復元してもだめだった。じゃあもうひとつの部屋にある元気そうなデスクトップでせめてモデムの調子を確かめようとやってみると、今度はLANボードが生きていない。ドライバを入れ直すとちゃんと認識してドライバは入ったのに、LANコードをさしてもモデムのLANのランプがつかない。ノートではつくのに・・・。これぞ見事な三すくみ。ノートはノートの問題、デスクトップはデスクトッブの問題と分けて考えることにして、ノートをあずからせてもらった。

 気になっているのはノートに手をかけて、これでよしとしたところで、その後にまだモデムの問題が残っていて、その上でデスクトップも待っているということ。チャレンジ出来る僕はやりがいがあるけど I さんいいのかなー。

 I さんはとても人のよい人で、職場のお仲間のバソコンも預かって来ていた。ご自分のパソコンが「ひっかかったら永遠」状態でとうとう預かることになったその時まで、ずっと、「せめてこのパソコンの方は今日なんとかならないか」の空気感。症状はUSBマウスの左クリックにパソコンが反応しない。しても、一回きりで、すぐダメになる。職場のかなり詳しい人がさわってもダメ、バソコン教室の先生に相談してリカバリーまでしてくれたけどそれでもダメ。

 そんなの僕でもダメだよー・・・とは思わない。とにかく見てみなくちゃ。

 「どれどれ・・・、アレー動きますよー。ホラ・・・、ホラ、ホラ」

 「エー?すごーい!!」

 「僕、魔法使いますからネー、これで仕事にならないことがよくあるんですよー。」

 やったことと言えば、最初からマウスを差し込んでおいて電源をつけたぐらいのこと・・・。

 経験からすると、USBの後さしOKというのは結構あやしいし、特にノートの場合、マウスとの相性問題というのはある。マウスのためにリカバリーするよりは、だめだとしても、マウスを買い換える方が先だろうな。

 一番喜んでもらえたのはこれだった(^_^) ほんとにビックリして喜んでいた。いい人だ。

 そして、素直に喜ぶ僕も。最近では「魔法」も力のうちと思っている。

 コントロールできないけど・・・(-_-;)