2月10日(火)

路上にて

 夕暮れ時、近さがイノチの学園短大へ。今日は生徒たちに言っておいたレポートの提出日。

 「確か、そろそろレポートの提出日だったよなー。集まったら教務の人から連絡が来るはずなのになかなか来ないなー?先週の金曜日じゃなかったっけ?」

 学校からもらった試験の予定表を確かめると今日が提出締切日。ホームページの予定表にそれを入力しているところへ、短大の教務から連絡が入った。

「レポートが揃いましたので、先生、取りに来て頂けますか?」

タイミング良すぎるヨ。これが僕の魔法だ。

 朝のチラシ走り以来ずっと部屋にいたので、気分転換に歩いて行った。外の風に吹かれるのはいい。レポートの束を受け取り他の用事も済ませてユッタリと帰る途中で今度は小松に遭遇した。以前、ビデオの話を書いた時の監督・小松だ。彼は今、准看護師から正看護師を目指して看護学校に通っている。気づかない僕の前に自転車で近づき、体育会系のノリで

「オッス!」

 年は随分離れているが、友達みたいなもの。道端のフェンスに座って最近のお互いの様子などを話した。夕暮れ時の道端でゆっくり話し込むなんて、まるで学生時代の絵じゃないか。(そこいらのおばさんはいつもやってるけど・・・)

 それもこれも、見事なタイミングの短大からの連絡に始まり、車で行こうかどうか迷って歩きを選択し、この角をまがれば会わなかっただろういうところでヤツと会って。

「こういうタイミングで会うところが、またスゴイね」

「アハハ・・・」

気分はしっかり変わった。