8月7日(土)

土佐ロイヤルにて

 前週の倉敷のバレエの余韻もまだ残っているその一週間後、今回は県内、東は夜須でのパレエの発表会。この1週間、それまでは朝早く起きる習慣がつきかけていたのに、どうしても起きれず8時9時の起床が続いている。目標としては6時台には起きたいのだが・・・。舞台疲れというよりは、おそらく台風、豪雨の中の強行軍でリズムがくずれているのだろう。それをずっと引きずっている。

 今回は助かった。なにかの手配違いなのか、意図してのことなのか、車で1時間程度の県内の催しにもかかわらず停まりつきだ。物事はこうであるべきだと思っている。新幹線が出来たり、高速網が整ったりして、人や物の移動がラクになるとその隙間をどんどん埋めてしまうやり方は好きではない。その便利さは採算・効率にまわすより心の余裕にまわすほうがいい。日帰りできると言っても近くの小屋に行くよりはやはり負担は増えるのだ。そして、それは表方と裏方が一緒に何かを作り上げるというよりは、その日その時の仕事をこなすという気の入れ方になってしまうかもしれない。「便利」というのは、苦労を共にする「一体感」「協力感」を損なうところがある。

 などといいながら、今回はちょっとビックリ。なんと、停まりの宿は土佐ロイヤルホテル。広ーい部屋にベッドが二つ、ソファも二つ、それでも余裕の広さ。エーッ!!この広さはもてあますぞ。誰か呼んで宴会ができるという発想までしてしまった。しかし、となりの部屋からはどこかの夫婦か恋人たちのけんかの声が聞こえて来て、ああここも採算的設計か・・。とりあえず、それぞれのベッドとソファーに一度は寝転んでおいた。あとは広い窓のカーテンを少し開けて寝て、朝の光で目がさめたら窓の向こうに海が・・・。なんか、海とは反対の山側の部屋みたいにも感じるけど、外は真っ暗で分からない(^^ゞ

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 今回のバレエ発表会は立脇バレエさん。僕はこちらの発表会に入るのは初めてだ。この広い部屋に来る前にちょっとした食事会も用意してくれていた。僕の立場では全く場違いな気もしたが、参加すればそれなりにその場は成り立つ。これは主催者の方々の姿勢とふところの大きさなんだろうな。

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 まあ、こんなことをしているといろんなことがあるもんだ。内子座の時はどこかの研修施設の40畳もあるような会議室で4人が散らばって雑魚寝というのもあったし・・・。明日は早起きできたらいいのだが・・