10月9日(土)

10年目

 今日明日は県民文化ホールはオレンジホールでバレエの大道具。金融機関のろうきん(労働金庫)カルチャースクールのバレエ教室の発表会だ。バレエの先生は、この教室を始めてから10年になる立石美智子先生。須崎で第一回目をやったその頃に僕もこの仕事に引きずり込まれたからもう10年になるわけか。

 生徒の数も増えてパンフレットを見ると総勢139人。高知県で一番数の多いバレエ教室ということになる。

 チーフの曾我さんや龍史君は生徒の顔や踊りを覚えていて、その成長振りについて話したりすることがある。いつまでも業界人になり切れない僕は、踊りのうまさ下手さなどがあまり分らないし、仕事につくのもリハと本番だけでおっかなびっくりだから、イマイチその境地に至らない。

 それでも、役割のない時に客席に座ってお稽古を見ていると、それなりに踊りのうまい子が目につくようになっているのは意外だった。そして、何年か前になんとなく印象に残っていた子がソロで踊るようになっているのを見たりすると、こう思ったりする。

「まんざら僕の目も捨てたもんじゃないな・・・」

 まあ、その「なんとなく」というあたりが少々あやしいわけだ。

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 今回は3部構成で1部は小品集、2部はディズニーメドレー、3部は物語的構成の「母なる木・マザーツリー」。道具の主な出番は3部で雪を降らすだけ。

 少々余裕があると普段気がつかないことにも気がいったりする。

 美智子先生、リハの間中ずーっとハイテンションで叫び続け・・・。あれはすごい。パソコンを教えていて、テンションが上がって2時間ずっと元気一杯で、後で気がつくとグッタリ疲れているということがあるが、その比じゃない。半日以上、ずっとあの調子。すごい・・というか、怖いものもある(^^ゞ

 道具方、明日は真殿さんも合流する。何ヶ月か前に足の骨を折ったとのこと。前回会ってから半年くらい経ったんだろうか?

 時は確実に過ぎていく・・。