11月8日(日)

 失敗話

 10時の約束だったけど、敢えて連絡せずにテラの森さんのところへ早目に行った。ちょっとした相談だけど、森さん、困っていることがある。森さんは僕なんか及びもしないほど昔からのパソコン使い。それでも困って、逆に僕の力が役に立つことがある。

 キーワードは「細分化」、「専門化」。僕の頭では、もしくは、今更僕の頭では、とても追いつけないようなことをこなせる人でも、こと新しいWindowsの扱いでは戸惑うことがある。

 逆に僕の場合はひとつに特化したものでは傑出したものはないが、「広く、浅く」及び、頑張れば「広く、少ーし深く」なんでもこなすところがある。人ひとりに出来ることには限界があって、スゴイ人でもどこかでスットンキョウだったりする。そして、そういう人はそういう自分が見えていて、とても謙虚。専門化の時代には「それは得意です」そして、「それは弱いんです」の見切りが出来ないといけない。なにもかもこなせるなんて、そうあるもんじゃない。そこで僕もそれなりにスゴイ人たちと会えることになる。

 森さんの問題は解決・・・。

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 森さんを急いだのは、今日も仕事が詰まってるから。バソレスがあって、ネット設定が2件つながって、必要な移動時間とスムースに行った場合の時間を組み合わせても予定に無理がある。それで、夕方の東秦泉寺のお客様のところはお昼に一回、その時ヒカリの引き込みが済んでいないなら夕方にもう一回という段取りを了承してもらった。その「お昼に一回」を急いでいたわけだ。

 今回の東秦泉寺は僕にとっては初めての場所。最近よく行く重倉のふもと辺りの坂っぽいところに家がひしめいているのが東秦泉寺。あてずっぽうに坂を降りていったらちょうど町内案内の看板の前に出て、目指すTさんのお宅はすぐ分かった。

 きっと以前はどこかの企業の幹部だったと思われるTさん。話しながら作業を進める内に語尾が「ですます」調にかわって行く。ここらが僕の好きなところ。ちゃんとコミュニケート出来出すとお互いが謙虚になる。人が人を人として認め出す空気感。僕は派遣された業者ではなく、ひとつの個性をもったミヤギ君。お客様は・・・

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神様でーす(^^)

 こちらはヒカリ引きこみの工事がちょうど終わっていたので、夕方の訪問はいらなくなった。

 丁寧に丁寧に・・・。バッチリだった。

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 さあさあ次は五台山、松本さんのバソレスだ。これで何度目なんだろう。取り合えず最初に7回の予約をもらってのスタートだった。もう少しつっこんでやりたいよなー。でも、経済的な問題もあるし、残った回数、まずはしっかりやりとげることを考えよう。

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 そして、最後が横浜東町のHさん宅。古いソーテックのパソコンを設定すると多々問題を生じながらも無事終了。ご主人はネットのオークションにえらく興味があるようだ。

 僕がオークションのネット詐欺で2度もやられたにもかかわらず今も利用していることを話すと、不安が生じるよりもHさんは逆に興味深々。

 人の失敗話は面白いんだよね。こんな話が出来るなんて、僕は失敗して得したのかもしれない(^.^)

 そんなこんなの今日一日。アッという間だ。「ア」から「ッ」まで10時間。そのあと省略。

 時は来て、時は行く・・・。