2005年2月15日(火)

 まともな作業は1件

 南国市物部・・。高知市から室戸方向へ向かい、大きな道から高知空港へ分岐する場所を微妙にそれた古くからの農村地帯。その一角が今日の一件目Yさんのお宅だ。小雨の中、今日は割と簡単に目的の場所へと到着した。

 総じて、田舎の方に行くと家の大きさが違う。街中では考えられない広さだが、ギラギラした感じがなくて、広いことにイヤミがない。人のコミュニケートのテンポも違う。人をただの業者扱いしない。「今日、インターネットの設定をしに来てくれた、どこそこのひと」、そんな感じだ。「来てくれた」の空気感に気持ちがなごむ。

 こちらでは用意されていた無線ルーターはADSL時代の、しかもあまりお目にかからない「YAMAHA」のもの。感じをつかむのに手間取った。11時に着いて、設定を済ませ、1時には介良のお客様のところへ行って、そのあとまだ一件土佐市の奥の方にもいかないといけないのだが、時間はどんどん先へと進む。

 お客さんにことわりを入れて、2件目のお客様に電話をした。1時の約束を3時に。少し時間を空けすぎだとは思ったが・・。

「3時なら、確実に来れるんですか?」

 こちらのお客様は企業さん。話の詰め方がしっかりしている。

 そして、介良のパワーセンター(高知としては大きなショッピングセンター)の一角にあるその会社にいくと・・。

 モデムもIDやパスワードの書類もまだ届いていなかった。不動産を扱うその会社に一人いたSさんは、実際に合うと温かみのある女性。以前はパソコンのインストラクターをしていたこともあるそうで、パソコンをなりわいとしている人間の楽しさも苦労(?)も分かっている。言葉のひとことふたことで言いたいことが伝わる。

「また後日出直して来ても全然問題ないですよ。準備して、出かけていったらバツで、それっきりあとの仕事にならないのが一番つらいです。(^.^)」

とても、よく分かってくれて、あるべきものがそろったらまた電話をもらうことになった。

 そして3件目は・・。

 今日の一番最後の訪問先であるがために、お客さんは待ち遠しい。ご自分で設定されていた。

 ネット設定とメール設定がうまく行っていることを確認させてもらって僕の仕事とさせてもらう。

 かくして、今日も・・・

 時は来て、時は行く・・・。よしとする。