2005年3月15日(火)

闘 い

 ビデオカメラからビデオデッキへ。南さん、初めてのビデオ編集。保育園の卒園式での上映のために、今年度のいろんな行事でとりためたビデオを編集する。

 これはパソコン仕事ではない。南さんのこれまでのパソコンとの付き合いの状況からして、今回の作業はアナログ編集が一番合っている。パソコン利用だとたちまち僕がいないと作業がすすまなくなる。日は限られてるし・・。

 「すいません、ここでつけて下さい。」・・・

とは、ダビングをしている時の録画の『ON』のこと。

 「そんな遠慮したいい方しよったらいかん!!南さんは監督ながやき!!もっと命令口調でかまんき、バシッと言わんといかん!」

 今日の僕は少々きびしい。0.1秒単位で作業をしているタイミングの世界。ホントは0.01秒とでも言いたい。

 「ハイ!!

 (僕の指は一瞬で反応する。)

 って言うたらエイがです?」

 南さんは確認したいだけだった・・(-_-;)

 オイよ〜(-_-;) もうボタン押しちゃってるヨー!!

「そんなことするたんびにテープを巻き戻して、キレイにつながるように少し前で止めるき、前のシーンは少しずつ削れていくきね。」

「ハイ〜(-_-;) すみません〜」

「テープを見とくように言ったのに〜(^.^) やるとやらんでは何倍も違うき・・。」

「何でもかんでも先生に頼んだらスッと行くかと思うて・・すいませーん。」

「こういう作業は気合やき。気合!ここだけはがまんして頑張らんといかんで。」

8分の編集に2時間かかった。

 これって僕のリードミスかな・・?

 きつく言っても、少しも気はとがめなかった。南さんもなんのわだかまりもなかった。

 「本気」とか、「真剣」ってこんなことなんだろう・・。