2005年6月16日(木)

すごい力の同業者のみなさま

 「分かってる人は分かってるスピードで話しますからネー。」

 残念気に僕は言った。少し淋しい気持ちもある。

 谷病院のあとに訪問したMさんは僕より少し年配の方。「パソコンのことで相談できるやさしい人はいないか?」という相談で仕事仲間のM氏が僕を紹介してくれた。「宮城さんなら間違いないですから」と言ってくれたらしい。まあ、アリガタキお言葉&少しプレッシャー(^.^)

 「やさしい人」という人の探し方はこれいかに?

 Mさんの今回の相談は、最近パソコンがフリーズしたり、思ったように反応してくれなかったりで不安定だ。リカバリーしたものか、もう新しいものを購入したほうがいいものか。

「とにかく、一度見させてもらった方がいいと思いますので」

 そして今日になったわけ。

 目の前で必ずその症状が現れるとは限らないので、不安定なのは不安定なものとして、スペックを見せてもらいリカバリーする価値があるかどうかを見る。僕の基準ではまだまだ使える。

「リカバリーしたら、ハード的にはしようがないとしても、ソフト的には新品に戻りますからね。それでも、使ってる内にまた同じようになるなら、それこそパソコンの微妙な不具合だと思います。ウンともスンとも言わないというようなハッキリした故障じゃなくて、どこかがおかしいという逆にやっかいな不具合です。そういう場合は購入を考えられた方がいいかも知れませんね。」

 そして、最近の新しいパソコンはどんな感じで、価格的にはどれくらいになるかをMさんのパソコンからインターネットを使わせてもらって説明していく。

「こんなにちゃんと説明してもらえたのは僕も初めてや。」

 聞けば、Mさんはこれまでそういう業者さんのアタリが悪かった。

 最初にパソコンを購入してワクワクしているその時に来たインストラクターはどうもヒステリックな人だったらしく、マウスの扱いなどを話す時も「そんなことしていてどうするんですか!!」的な人だったらしい。同業者として済まない気持ちになる。

「分かってる人は分かってるスピードで話しますからネー。でも相手の人の力量とかを読めずに自分のペースで説明するのはホントはプロとは言えないんですよね。なんとも・・。」

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 そして、こういう話は割と多いのだ。ネットの設定に行って、これくらい当たり前だし、これでも最小限だと思う説明をしても、「これほどちゃんと説明してもらったのは初めてだ」と感激されてお土産までもらったり(^.^)、「○○の人に来てもらったら、専門用語をぺらぺら並べて話すばかりで、さっぱり分からんかった」と言われたり。

 すごい力の同業者のみなさん。自分が初めてパソコンを触り始めた時のワクワク感やドギマギ感を忘れないようにしましょう。僕たちを呼んでくださる人たちは今そういう段階にあって、それだからこそ僕たちを呼んでくれるのです。

 僕なんか今でもワクワクしたり、ドギマギしたりしています(^_^;)

 何しろ僕のキャッチフレーズは「限りなくシロウトに近いプロ」ですので・・(^.^) 実力もそんなもんかも(^_^;)

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 Mさんのパソコンは、まずはリカバリーしてみることにして、今日預かって来ました。

 僕の訪問を喜んでくださったのがとても嬉しかったので、もっと喜んでもらえるように頑張ろうと思ってます。