2005年6月17日(金)

出品者からの直メール・・

 「今日僕がここに来た意味はこちらの方が大きいですねぇ。」

 円行寺のTさん、朝一に電話をくださった。

 メールを送るとその内容が下のほうにある英語ばかりのメールが送られて来る。どうもメールが送れてないようだ。

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 Tさんはこの前もネットがつながらないということでかけつけたばかり。あの時念押し的にメールの方もチェックすべきだったなあ。

 経済的な負担も大変だから、パソコンをつけて電話で説明しますよと言うが、急いでることがあるから来てくれた方がいいとのこと。

 行ってみるとOutlookExpressは正常。

 ・・・???

 Tさんはメールはウェブメールを利用していた。そうか、じゃあそちらをチェックせんといかんのだ。YahooのウェブメールもNiftyのウェブメールも正常。送れなかったメールを観察するとアドレスの一部が微妙に違っている。そして、自分で解決しようと自分のアドレスから自分のアドレスへと送ったメールも微妙にアドレスが違っていた。

 でも、それは良かったのかもしれない。

 オークションでン十万の真空包装機を落とそうとしていたTさん。ねらっていたものは落札できなかったが、出品者という人からメールが来た。落札した人が事情があって購入をキャンセルしたが悪い評価がつくのがいやなので、差額は払うから、次点の入札者に直接商品を売るということはできないかと言っている。そんなわけでこのメールは入札してくれた複数の人に出している。一番早く連絡の着いた人に売るつもりだ。

 一文一文が理路整然としていて隙がなさ過ぎる。その割には大きな金額にもかかわらず連絡先も何もなく、振込みを確認したら商品を送るという取引方法。連絡方法はこのメールに対する返信だけなのだ。

 Tさんはこのメールに対して、「OK、振込先を教えて欲しい」という内容のメールを出そうとしていた。

 ホントにそうなのか?僕がメールが届かない理由を割り出してメールが送れるようになり、それでTさんが被害にあったら目もあてられない。

 最近はこういう詐欺が横行していると聞いている。

 これは、オークションの落札ページから出品者、落札者のメールアドレスをひろってまずほんとにそうなのかそれぞれに確かめて見るべき。ところが両者ともアドレスを公開していない。

 それなら、「金額も大きいことだし、まずはあなたの住所、氏名、電話を教えてください」の打診をすべし。それに、買うにしても商品のやりとりは代引きにすべきだ。

 「その上で、ホントの話なら儲けものだし、とに角ダメ元で慎重にやった方がいいですよ。」

 Tさんは気持ちよく納得してくれた。

 人は信じるにこしたことはないのだが、金額はちいさいながら僕は2回もオークション詐欺にあったことがある。今回のこれは似た匂いがする。僕の場合は授業料という程度の被害だったが、Tさんの場合は金額も大きい。

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 まだ実際はどうだったのか分からない。それでも、Tさんのメールが届かなくて良かったと思っている。