2005年7月12日(水)
とても近所のネット設定。こちらには何度もチラシを入れたことがある。移動の大変さ、道に迷う可能性。それを思えばこれほどおいしい話はない。なにしろ、歩いて5分もかからないご近所さんなのだから。
しかし、よくしたもので、別のハードル。少し大袈裟かもしれないが、パソコンはマックOSXなのであった。それも有線接続ではなく無線。
メールソフトがマック独特なやつで触りごこちが少々違うんだよなー。無線のブロードバンドルーターも「マックの場合」なんて、細かい説明あったっけ?
タップリ予習して、アンチョコも作って出かけていった。
しかし、実際にやってみると、Windowsよりもあっという間にものごとがすすんでしまった。アンチョコとは微妙に違う画面が出てきて、ビミョーと言えどももうそのアンチョコは役に立たない。
雰囲気で画面のコメントを読み取りながら設定をすすめる。
やってることを理解する前に済んでしまった。
なぜ、windowsより速いとこれほど確信を持って言えるかというと、こちらはWindows1台、マック1台という環境で、それぞれの設定をやったから。手馴れたWindows以上の速さでマックの設定は済んでしまったのだ。恐るべしマック、OSX。
どっかに落ちてないかなー。
ユーザーとしては、あれはいい。ただし、パソコンを扱う力は確実に退化する(^_^;)
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2件目は土佐市高岡。こちらはメーカー製ではなく、自作パソコンであるがゆえに我々に回って来た設定仕事。やることは同じだ。メーカーのサポートを受けられないような、なにかあった時に困るようなものは我々に回って来る。
確かに、パソコンの動きがユルくて手間取ったが、そこはお客さんも自覚している。
お客さんのMさんは若い男性。僕が冷房なしの金属製の移動ボックスで来て、部屋に着くなり大汗をかきながら作業をしているものだから、さりげなく何も言わずに扇風機を後ろから回してくれた。
彼は僕の作業の間、後ろの方で釣りのルアーを作っている。
「仕事でルアー作ってるんですか?」
「いやぁ、どうしても無くなるもんやき、自分で作りゆうがです。」
「僕の近所で、ルアーをネットで販売して結構盛況な人たちがいますよ。」
「そのホームページは何で検索したら見れます?」
「ああ、『お気に入り』にいれときますネ。」
なんでもいいんだ。お客さんとのちょっとした触れ合いに喜びを感じれるなら、簡単なものでも、複雑なものでも、仕事はいくらあってもいい。
そして、その触れ合いに喜びを感じる、感じられないはお客さんがどういう人かではなく、その時、自分がどうであるかがキーだったりする。
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移動の先々で見る風景。
今は車の速さに応じて視界を流れていくだけだが、いつかその一瞬一瞬が走馬灯のように目の前に浮かぶ時が来るのだろうか。
時は来て、時はゆく。