2005年7月17日(日)
午後1時。何日か前に書いたWさん宅のウィルスものの続き。
前回の帰り際に相手の姿が見えたので、家で情報をあつめ、自分のパソコンでシミュレーションしてかなりの勝算を持って出かけた。
ねらいは当たり、手動でダイレクトにウィルスを削除。症状は消え、最後のスキャンでもウィルスは出て来なかった。
それでも2時間はかかる。これで、まだウィルスが残ってるようならもうリカバリーすることにしていた。
スキャンが済むまで安心出来ない。そんなところがウィルスものが倍疲れる原因なのだろう。
結果待ちの時間が沢山あって、うまく行ったかも知れない、まだダメかもしれない。そして、ダメな場合はそのあとにまだややこしい作業が待ってるといういやな感じ。
Wさんは2回に渡る訪問、時間のかかる作業に文句も言わずつきあってくれた。待ち時間には他のいろいろなパソコンの質問もしてくれて、それが待つ間の気をまぎらわせてくれて助かった。
************
午後5時半。旧、鏡村のもっと先、行川を過ぎてもっともっと高いところにある唐岩というところへ。
ここは見事な山の上、月がとても近いところにある。
お客様のMさんは端から道が分かりにくいと思ったのだろう、行川中学の前まで迎えに来てくれた。それはとても正解だったと思う(^.^)
こちらはインターネットの「接続ツール」なるソフトを入れてから起動が非常に遅くなり、インターネットを利用しているうちに再々パソコンがどうにも動かなくなって強制終了するよりしようがないようになるとのこと。
「接続ツール」をやめてXPのPPPoEでつなげば直るんじゃないかというのが紹介してくれた人の思いだった。接続ツールは時々そういうことがあるそうな。
だが、状況を聞くほどにウィルスみたいな気がしてくる。
さて、まずは不具合の様子を見てみたい。インターネットエクスプローラーをいくつも起動し、ワードを立ち上げエクセルを立ち上げる。画面には窓、窓、窓・・。
それでも症状が出ないので、ついでにスパイウェアの検索をし、ネット上のオンラインサービスでウィルスのスキャンもかける。
パソコンに同時にいくつもの仕事をさせてエラーの出る様子をみようという算段。ついでに僕の予想のウィルスもチェック出来る。
そうする内にパソコンは非常に動きが悪くなった。でもマウスポインタは動くからフリーズしているわけではない。パフォーマンスが落ちて動きがとんでもなく遅くなっているという感じ。
そして・・・
ウィルスが8件も見つかった。やっぱり・・。
まずは最初の予定通り、接続ツールを取り除いて、PPPoE接続に。
それでも、起動の遅さとかは全く改善されない。
さて、この時間からウィルスと何時間もかけて戦って、ダメならまた出直して来て・・・なんてやってたら消耗してしまうぞ。
今日は最低限出来ることだけにして、それでダメだったら、後日、朝から呼んでもらえないかということで了承を得た。場所も遠いし、時間の余裕が欲しい。
でも・・。
その最低限のトライはウィルスの場所を知らせてくれた。Wさんのところと同じウィルスではないが、これらも手動で削除するしかないタイプ。昼にもやった作業だしなんとかなりそうな気がする。
とにかく最小限にとどめよう。それでなんとかなればもうけもの。
われながら、テキパキとすすみ、駆除成功。
作業後のパソコンの立ち上がりのなんと早いこと。「目に見えて分かる」とはこのことだ。
設定の人が来て、接続ツールを入れたその直後から起動が遅くなったということだから、ネットにつながったその場で感染したのだろう。僕も何度か経験がある。なんとも・・。
Mさんはとても人柄のいい若者で、僕もノビノビと作業をさせてもらえた。これがいい方向につながった原因だと思う。
トラブルものと向き合う時はこちらの心理状態が大きく影響する。
ありがとうございました。