2005年7月31日(日)
今日のネット設定は最初から少々構えていた。
設定依頼書によるとパソコンが5台あって、設定はルーターとパソコン一台でいいが、分電盤のLANケーブルにはコネクタが付いてないのでコネクタを付けるべし。ひょっとして新築?。パソコン5台ということは、パソコンの設定は1台で良くても、ケーブルは5本あるんだよな。その1本1本はちゃんと導通も確かめないといけないし・・。「ピカイチ」というタイトルで書いた日記の日が浮かんで来る。あの時はあがいたなあ。あの時は屋内配線は済んでいたのだが、今回はその配線の末端のこととは言え、その始末も依頼事項になっている。前回よりタイヘンと取るか、事前に分かってるだけましと取るか・・。
かまえてしまった理由はもうひとつ。昨日の事前連絡の時のお客さんの口調がやけに疑わしげで「あなたホントに分かってるんですか?」の空気があったこと。
家屋の配線的なことまで触って、ひっかかったらどうなるやら読めない状態で、ン千円。それで、お客さんに否定的な目で見られたら、こちらは目も当てられない。そんなことが、言葉足らずというか、都合の悪いことは書いてないような一枚の紙切れで回ってくる。
手際の悪さで手間取ったりはしたくないので、久しぶりに手持ちのLANケーブルにコネクタを付けたりして、しっかり自分を「設定」モードに切り替えて出かけた。
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行く先は神田。行ってみると、Nさんのお宅の前には大手スーパー「マルナカ」のゆとりのある駐車場。
利用させてもらうために(^_^;)、まずはマルナカでチョットした買い物をしようと入って行く。
なんと、そこで12年くらいぶりのYさんと会った。彼女はそこでレジを打っている。
まあ、今日のこのタイヘンかも知れない設定仕事は彼女と再会するために僕に回って来ていたのだ(^_^)v
「好きなように生きてごらん。10年、20年後に会った時にあなたはとても素敵な人になってると思うよ。」
20歳程も年下の彼女に、僕は人生の先輩のような顔をして、そんなことを言ったことがある。
そう思わせるような光るものが彼女にはあったし、それに気付けるのは僕ぐらいということもあってのことなのだが・・。
彼女がノートにしたためた詩のような散文のようなものから一つの歌を作ったことも・・。あれは結構心に残る共同作業だった。
心情的にそれくらい関わると、その人はやがて物語の中の登場人物のようになって、記憶は現実味を失って行く。
それが、ちゃんとスーパーのレジという、とても現実味のあるところにいてくれた。
うれしかったなぁ。
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さてさて、設定先のNさん。会ってみると昨日の印象とは違う。昨日のあの感じは、これまでのNTTとの電話でのやり取りから来るものだということが分かった。
予想どおり、5本、いや予想外に6本のLANケーブルが分電盤のところにあり、質問したり自分で読み取ったりしながら、その場所と離れた部屋部屋を行き来して導通テストをする。
パソコン5台というのは違っていて、実際は1台。LANの相手先が将来の予定を見越して5部屋、というべきか(実際には6部屋)。
やはり、紙一枚というのは怖い。
そして、なにもかも済んだところで、問題。Nさんとしては最初の最初からNTTとの話の中で分電盤の中でルーターの置き場所を作って欲しいと言っていた。そして、その為にNTT関連の業者まで呼び寄せた。その業者さんはルーターを置くスペースは確保している。
でもNさんがこだわっていたのは、ルーターを置くスペースではなく、「固定」の方法とか、もっと突っ込んだ部分だったわけ。
3日くらい前に紙一枚もらったきりの僕には何も伝わっていない。
しようがないなー。
「僕が最後に来る人間なわけだし、やりますヨ。」
Nさんは済まながって言う。
「いいですよ。そのかわり、NTTにうんと文句言います。実際にここに来てくれた人たちはみんなちゃんとしちゅう。最初に見に来てくれた業者さんやち、間ちごうちゃせん。問題はNTTですよ。」
「それはそれで、又後が手間取るし、まあやってしまいましょう。」
いいか悪いか分からないが、そういうことで、近くのホームセンターで材料を買って来て、分電盤の中にL字金具をつけてルーターを固定。
それくらいアサメシ前なのだ。でも終わったのは夕方だった(^_^;)
昨日のあの電話のイメージが一転して、お客さんには親近感を感じる・・。
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その後、もう一回ちゃんとマルナカのYさんに声をかけて・・。
また、こちらに来ることがあったら、ガムでも買いに来まーす(^_^)v
って、セコイか・・(^_^;)
(7月の振り返りは明日しまーす)