2005年8月18日(木)

先 輩

「もう、さっきつながりましたヨ」

「イエ、あの・・、僕も仕事でここまで来てますんで確認だけでもさせてもらえましたら・・・。」

 午後5時、谷病院の後にネット設定が一件。

 近くまで来たものの、お客様の家になかなかたどり着けず道順を聞くために電話をしたら上の会話とあいなった。

 Kさんはとてもやわらかい話し方の初老の紳士で、気持ちよく僕の確認訪問にOKをくれ、道を教えてくれた。

 行って見ると、メールの設定はまだだし、ルーターも有線でつながっただけで無線の方はつながらなくて苦労されている様子。だから、つながったのは有線でホームページを見れるところまでということになる。

 僕が来た意味は充分あった。

 作業しながらの会話で感じたのだが、どうも、Kさんはこういうことが好きで、「ここまでつながったら後は大丈夫」という読み・・、「人に負担をかけたくない」という思い、そして何よりも「自分でやりたい」というのがあったのではなかろうか・・?

 そうは行くものか・・、アハハ。

「この地区はすぐそばにコジマが出来たし、ヤマダ電機もあるしで誘惑が多いでしょう?」

「いいえ、私の欲しい物はそこにはないです。よくジャンク屋に行ったりしてるんですよ。」

 聞けば、お知り合いのパソコンの困りごと相談に応じたり、中古の部品でパソコンを組んであげたりしているらしい。

 Kさんは60歳前半?

 僕の仕事みたいなことを趣味でやっておられる人生とパソコンの先輩なわけだ。

 そんな方に、仕事させてもらえてよかったヨ(^.^) もう少し遅かったら全部済んでいたかも知れない。

 ある意味、楽しみを奪ったかな・・。

 でもまだパソコンは何台かあってそれは自分でやるということだったから、それで許してもらおう(^.^)