2005年9月7日(水)

嵐のあとのパタパタ

 昨日あれだけ雨を降らせた台風は一夜明けると去っていた。しかし、テレビでは九州の方やその他の地区の災害のようすをしきりと映し出している。

 僕が住む旭天神町も、あれだけ降ると、何年か前までは車を他所に避難し、玄関近くまで寄せて来る水にあわやということがよくあったものだ。ここ何年かの治水工事でやっとそんなことがなくなった。

 非常時には安全ということを一番に考えて、少々いろんなことが停滞しても許せていたものが、喉元過ぎればそのことも忘れ、仕事の遅れにいらいらしたりしてしまう。こうして大過なく朝を迎えられたことがありがたいことなんだ。

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 今日はフル回転。

 一番目は1週間ほど前の設定仕事の後始末。依頼書にはIP電話のことが書いてあったが実際には申し込み処理はされておらずIP電話の設定だけ今日のこととなった。それに付随してFAXが使えなくなったというのもある。電話の線は触ったがそれはIP電話に使う予定のものを抜き差ししただけで、FAX用の回線には触っていないのだが、タイミング的には設定に伺った時の後に起きたので全く問題ないとはいい切れない。屋内配線をたどるとかなり家の中を複雑に線が行き来しており、これは出入りの業者さんに見てもらうしかないということになった。NTTの113へ営業のM氏が連絡してくれるが、昨日の台風のせいだろう、なかなかつながらない。作業終わり際には大分配線の様子も見えて来たので「実験的に」ということで、仮のつなぎをして見るとFAXは復活した。でも、わざわざ長い線を張り巡らしているのには別の意味もあるかも知れないからやはりその配線をしたところに見てもらった方がいいのは変わらない。お客さんのKさんは、終始、何がおかしいのか一緒に考えてくれ、僕の作業のせいだとは一切言わない人だった。

 さあ、次は土佐市。ひとつ目で大分時間を取ったので大急ぎの移動。土佐道路のあちこちに電話会社や電気工事の作業車が止まっているのを横目に目的のお宅には昼前についた。

「昨日じゃなくて良かったですねぇ。昨日はここらは川みたいになって、車も別のところに動かしたりして大変だったんですよ。」

 大変だっただろうなぁ。やはり昨日事前連絡の電話に出られなかったのはそういうことがあったんだ。

 そして、そこからまたひっかかりが生じて3時間(^_^;) 1時には設定とは別の仕事を約束していたから、気持ちが落ち着かない。もうちょいで何とかなりそうで、そうでもない・・ということの連続で次のところに連絡せずにその時間が過ぎてしまった。

「普通の2軒分くらい手間がかかりましたねぇ。」と気の毒そうに旦那さんが言って下さり、奥さんは作業の間に食事を出してくださった。

 なんで、みなさんこんなに親切なんだろう?

 ひとり次のことを気にしてあせっている僕のなんと小さなこと。もっと上手に調整すればいいのに。

 へんな焦り方しているものだから下手な疲れ方をしてしまったようだ。階段を下り切る最後にフワリとして、一歩足を踏み外し思い切りこけてしまった。幸い無傷だったが、派手にこけてしまったものだ。注意、注意。大丈夫と言いながら玄関を出てまた躓いてヨロヨロしてるんだから全くもう・・・(-_-;)

 さあて、次の約束のS氏も僕の遅れを鷹揚に受け止めてくれて感謝。ここで時間の歯車が元に戻った。

 そして、最後のネットの接続設定のYさんも道が分からなくて電話した僕をそこまで迎えに来てくれる親切な方。こちらでは何のひっかかりもなく30分で設定完了。

 やはり、こちらも昨日は台風で大変だったらしい。僕が電話した頃には停電で、それどころじゃなかったようだ。

 台風翌日・・。いきなりパタパタで始まった僕の一日もここでやっといつものリズムに戻った。