2005年9月22日(木)

急の潮見台

 谷病院での仕事中に潮見台のS氏から電話が入った。S氏とはこのひと月ほどリカバリー作業をやろうとしては「ヤッパリやぁめた!」的なやり取りが何度かあって、それが何となく宿題みたいになっている。リカバリーをやろうとするとパソコンの調子が元に戻ったりして、決断を鈍らせる。

 前回などは、リカバリー後のパソコンの、仕事とプライベートの使い分けみたいなことを考え、S氏が新しいノートパソコンを買った途端、今まで使っていたパソコンは動きがよくなった(^_^;)

 今回は、先に書いた今後のパソコンの使い分けのことから、どちらにしろ一度は今まで使っていたパソコンをすっきりリカバリーした方がいいとS氏が判断しての依頼だろうと思う。

 さて、いつ行きましょうかねぇ・・・。

 土曜日はどうかという話になりかけていたが、S氏の土曜の予定はまだ未定な部分が多い。それにひきかえ今日は取りあえず仕事も置いて、電話をくれている今はもう家に帰って来ているという。今というのは午後2時くらいのこと。

「僕は夜でもかまわないから今日行きましょうか?」

「寝不足で今日はスイミングも休んで『睡眠』しようかと思いよったがやけんど、そうしょうか・・。」

 ン?今なんか言ったけどさりげなく無視。

「ええ、じゃあ今日ここが済んでからそちらに行きますからー」

「ありゃあ、今、なんか気がついてくれんかったがかえー?」

 アハハ、S氏の駄洒落はこうなってからおかしくなる、僕の場合・・(^.^)

 この、土曜を一応の予定にしかけて、今日すぐにというのは先日のMさんの時と似ているな。

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 S氏のパソコンのリカバリー仕事はなかなか手ごたえのある充実したものになった。大手の店がリカバリーを口に出す時は「中に入っているデータはなくなりますけどよろしいですね」、もしくは「データのバックアップはお客様の方でお願いします」といった、自分の危険を回避する形で持ち出される。

 でもリカバリーというのは、慣れない人でも簡単にパソコンを工場出荷時の状態に戻せるように用意された全自動的な仕組み。それをお店に依頼しないといけない段階のお客さんはバックアップはリカバリー以上に大変な作業になる。

 大事な仕事のデータという意味で、それをダメにした時の責任を考えると危険ではあるが、僕の場合はそのバックアップからお世話する。もちろん、そのパソコンを使っているのはお客さんだから、その方にとって最低これだけは絶対必要だとか、できればこれも・・・的な判断のイニシアティブはお客さんにある。僕としてはそのものの見方に抜かりがないように、それとお客さんは知らないけど、あれもこれも大事だよというようなものを説明してそれもバックアップする。これをリカバリー後のパソコンに戻して、調子の良くなったパソコンで、しかも、今までの蓄積が生きた形で使える時の「やったー」という感じはなんとも言えない。

 S氏の場合は新しいノートを仕事用に、今までのデスクトップをプライベート用にということなので、デスクトップのリカバリーの待ち時間を生かして、これまでのデータはノートのしかるべきところに移してしまった。

 そして、リカバリーしたパソコンをもう一度LANに組み込んで、ファイルやプリンターの共有が出来るようにし、外付けのHDDの認識を確認する。

 作業中のS氏との会話。

「そんなことどうやって覚えた?」

 僕がパソコン畑出身じゃないことをS氏は知っている。

「とに角やってみるということと、本とか雑誌とか・・」

「そりゃあ、真っ暗でスイッチの場所も何も見えん家の中で、手探りで歩きまわるようなもんやねぇ。」

 まあ、なんといういい比喩をするんだ。いつも駄洒落を言っていると思ってるもんだから、普通以上にびっくりしてしまった。

 Sさん、表現力ある〜!!

 10の駄洒落の中にひとつ気の利いたまともな表現。

 こりゃあ、ひとつのワザだなあ。

 でもS氏としてはこれはワザとじゃないはず。そこらがいいんだろうけど・・・(^.^)

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 今日は、ノラは外出中のようでしたー。