2005年11月8日(火)

飯盛・早見・小浜・福岡

 昨日、宮田君と会って家に帰ってからのこと。何かを車から下ろそうとしたら、なんとバッテリーが上がってしまっていることに気が付いた。今までも何度かやっているが、今回はもののみごとに電気回りが無反応。室内のランプ系統がとても弱々しく点いて・・などというのではなく、完全になんにも点かない。しかし、昨日今日と有意義に過ごせてるから、ここで困ってしまってはもったいない。こんなことで動転してたら、せっかくの昨日今日の価値が下がるというものだ。

「これは明日の朝考えればいいこと。今日はこのいい感じの余韻のまま眠るとしよう。」

 全然心配していない。そんなわけで昨日の日記にも書かなかった(^.^)

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 そして、今日の朝、姉がご近所で仲良くしてもらっている方に声をかけてくれて、「もらい水」ならぬ「もらい電気」。向こうの方の車をボンネット同士が付き合うように止めバッテリーのプラス同士マイナス同士をブースターケーブルでつないでエンジンをかけると一発で解決。エンジンがかかると前照灯がしっかりついていたので、バッテリー上がりの原因はライトの消し忘れのようだ。

 バッテリー充電のためにも今日は少し遠乗りしてこようか・・。

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 僕は長崎の郡部ばかりを転々と引越しして、中学はひと学年ごとに学校が違う。それぞれの場所にそれぞれの思い出と愛着がある。今は道路が整備されていて、昔は一度離れたらそこに行くのもなかなか無いことのように思えていたその土地土地を一気に回れるくらい便利になっている。

 まずは飯盛へ、ここには中学2年の時、1年間いた。中学校の横にあるちょっとした広場に車を止めて、うっかりエンジンを止めてしまった。まだちょっとしか走ってないのに・・。でもエンジンはかかった。ヨカツタ!中学校もあの頃と変わらぬ風情で立っていた。

 さあ、次は有喜を通って小浜へ向かおう。有喜の早見というところでは小学時代と中学の1年の時を過ごしている。この早見と先の飯盛とは隣合わせの地区なのに、山に隔てられ、所属する市と郡の違いもあるのだろう、一切交流が無かった。隣なのに遠い遠いどこか他所の土地といったイメージ。でも今は、バイパスが出来てあっという間に行き来できる。

 そして、橘湾の水平線の向こう側に、時にうっすらと湯煙が昇っているのが見えたり、夜は遠く小さいながらも町のきらめく光が見えて「あちらにはどんな世界があるのだろう?」と子供心をくすぐられていたのが小浜町というところ。後になってそこに住むことになろうとは思わなかった。

 小浜は「噴火」と「土石流」という言葉でひところ騒がれた雲仙岳のふもとにある温泉街。雲仙は「小浜町雲仙」ということで小浜に所属している。土石流の災害を蒙ったのは、島原半島の小浜とは反対側のふもと町に当たる島原だ。今回行ってみるといつの間にか島原半島全体が『雲仙市』という新しい市になり、小浜は『雲仙市小浜町』ということになっていた。小浜の雲仙が雲仙の小浜に。

 小浜ではもう安心してエンジンも切れる。今回は一人旅だし、2時間くらいあちらこちらを歩きまわる。土産店や温泉宿、ホテルが並ぶ通りではあちこちで湯煙が立ち、僕が住んでいた外れの地区は以前とほとんど変わっていなかった。

 でも、そこにはもうだれも知った人間はいない。みんな県外に就職してこの土地に残っている人はわずかだし、その人たちも今は仕事に出ている時間。人影はほとんどなく、ちょっとした真昼のセンチメンタル・・。

 でも、小浜に行くと必ず寄るところがある。同級生の三宅君のせんぺい屋さん。温泉タマゴならぬ「温泉せんぺい」というのを焼いて、あちこちのみやげ物屋さんに卸したり、自分の店でも売っている。出張もすれば、長崎県内のいろんなところにも卸したりしていて、不在の時もあるはずなのに、僕が帰ったときにはみごとなくらい、フラリとその前を通るだけでそこにいる。こういうのは遠くで暮らす人間には有り難い。帰って来ると必ずそこにいて前と同じように話が出来る『ふるさと』というものの安定感。ここでわずかのみやげ物を買った。

 三宅君のところはパソコンなんか無かった時代から土産物屋として歴史のある店なのだが、最近はバーコードとか、新製品を大量に作るまでの試作段階での包装紙のデザインや印刷などはパソコンを利用しているとのこと。それなりにブリンターのこととか質問してくれて、僕なりの答えが出来てありがたかった。

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 ここまででも結構ことが詰まっているのだが・・・。夕方から福岡の兄のところへ移動。兄は福岡の方で「コロッケころちゃん」というフランチャイズチェーンのフランチャイジーとして店を出している。店は9時までやっているので、大宰府のとある場所(アハハ、ようワカランが言われるままにそこまで行った)で待ち合わせ、そこから彼の車で誘導してもらって宇美町の宮城宅へ。

 それから近くのレジャー風呂のようなところで汗を流し、軽くビールでも飲みながらパソコンの調子を見せてもらった。チラシやサービス券を作るのに、兄はなにをどうしてと思ったままの依頼をし、それを実際に作業する奥さんは結構苦労している様子。プラス、最近そのノートパソコンの動きがもうひとつはかばかしくない。

 明日は僕も朝から別府に向かう予定なので見るのは今しかない。時間も時間なので最低限のことしかできなかったが・・・。

 行く先々でパソコンの話が出て来て、需要はどこでも一杯あるという印象。

 5件10件と数をまとめられれば、「GUSUKU in 長崎」も「GUSUKU in 九州」だって可能な気がする。

 長崎の姉のこともあるし、誰かこのページ見てくれた長崎方向の方、いい方法ありませんかー?

 沖縄とか北海道とか、そちら方向もいいなあ。