2005年11月10日(木)

気分改め、初仕事

 木曜日は谷病院。長崎に帰って気分転換の日々、帰高初日がポッカリ空いていたりしたら不安だったろうと思う。谷病院は毎週木曜日、10時から4時までのまとまった時間の仕事なので、帰って一番の仕事がこういうのは気持ちを戻すのにちょうどよかった。もっとも谷病院あっての昨日の帰高だったわけで、ここらはうまくかみ合っている。

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 高知を留守にしている間に何件かの電話も入っていた。

 ひとつは8月にネット接続設定に行っていた、「今のうちに」のワンちゃんがいるお家のお嬢さんから。あのちゃんとした話し方のできる今時貴重なお嬢さん。

 こちらには昨日電話した。聞けば、ネットが一切つながらない。高校生ながらもしっかりしている子なので、電話で説明しながらIPアドレスが取れているか見てもらう。取れていた。じゃあ、インターネットエクスプローラーの設定がどうかした拍子に変わっていないかを見てもらう。これもおかしいところはない。じゃあ、ルーターの電源を一度抜いて、しばらくしてからもう一度電源を入れてみようか・・。解決!

「この前のIP電話の設定はやってみた?」

「いえ、まだやってません。」

 これはこういうこと。

 こちらではIP電話を使うつもりはなかったのだが、環境としてはIP電話を使うことができる。そこで、プロバイダの会員サービスから利用状況を見てみるとIP電話の申し込みはされていなかった。それで、お母さんとお嬢さんにIP電話の説明をしたら、会ったほうがよさそう。その場で申し込みをしたが、設定自体は申し込みからある程度日にちが必要でその場では出来なかった。お嬢さんは「できそうな」人だったので、その時は簡単な手順を紙に書いて帰って来た。

「じゃあ、ついでにやってしまおうかー(^.^)」

「はい、お願いします。」

 IP電話の自動設定を電話で説明しながらやっていく。こちらの指示通りにやってもらって、今どんな画面になっていて、そこにはどう書いてあるかを言ってもらった。僕の頭の中には向こうの画面が浮かんでいる。マニュアルなしで、こちら側でパソコンを操作しながらでもなく想像だけでの説明。それでもうまく行く時は行くんだなぁー。

「自動設定とは言え、IP電話の設定が電話で済ませれたのはあなたが初めてですよ。電話で聞いてる側が、落ち着いて、ワケの分かる人じゃないとなかなかできるもんじゃない。」

「いいえ、説明がとても分かりやすかったですから・・。」

 まあ、どこまでも大人のような会話の出来る人(^.^)

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 もう1件の電話は今日谷病院が済んでから訪問したT市さん。廿代町で駐車場を経営しているT市さん。僕がこの仕事を始めた最初の頃にテラの森さんの紹介で会って依頼、T市さんはパソコンで困ったことがあると僕を呼んでくださる。今回は久しぶりだ。

 T市さんと会って一番に僕の口から出たのは・・・。

「お嬢さんは元気ですか?」

 この日記には書かなかったが、いつだったか、T市さんのお嬢さんは電話での僕の説明を聞きながら無線LANの設定がうまくいかない件をこなしてしまった。かなり難しくて時間も一杯かかったが、それでも彼女はそれをやり遂げた。T市さんはそのことを僕に負担をかけたと思って済まながっていたが、僕はその子がとても頼もしく感じて、会ったこともないのにとても親しみを感じている。

 元気らしい(^.^)

 今回のT市さんの依頼はメールのアドレスを変えたので設定を自分でやったのだがうまくいかないとのこと。アカウントの設定画面にはその格闘ぶりが見えるようにいくつものアカウントがならんでいた。

「プロバイダの説明どおりに間違いなくやったつもりなんですけどねぇ・・。娘に言ったら『私にはわからない』というし・・」

 お父さんの職場のパソコンだし、自分が差し迫って困っているわけでもないから、少し引いたかな?(^.^)

 確かに設定におかしいところはなかった。でもメールソフトはちゃんと動かない。

 とに角スッキリしてからと、T市さんの作った沢山のアカウントを削除して設定しなおすと・・・、アレレ直ってしまった。原因を突き止める前に解決してしまうというよくあるパターン。

 後から言うのは簡単だが、これなら電話で説明すれば、お嬢さんで解決出来てたかもしれないナ(^.^)

 今時貴重なお嬢さんはここにもいたんだ。

 日本も捨てたもんじゃない。(おおげさかな・・(^_^) )