2005年11月14日(月)

リカバリー

 今日は土曜日の1件目、Tさんから預かって来たパソコンに着手した。

 ホームページを見ているとこちらが思ってもいないページに飛んでしまう。パソコンの動きがやたらと遅い。症状はウィルス感染を思わせる。

 少し様子を見ようとちょっと設定を変えて再起動するといつまで経ってもパソコンが立ち上がらない。簡単にリカバリーとか口に出したくないが、これはリカバリーした方がいいかも知れない。会話から読むに、Yさんはリカバリーは自力でこなせそうだ。それなら、ご自分でやってもらった方がいい。誰がやってもそうかわりはしない作業だからお客さんの経済的な負担が少ないにこしたことはない。

「リカバリーされたらいいかも知れませんね。」

「いえ、リカバリーは2回もしたんですよ。それでもこんな感じなんです。リカバリーに5時間もかかったし。」

 あれれ、それなら僕が預かった方がいいかも知れない。

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 というわけで、今日の作業。ためしにウィルス対策ソフトを入れてみた。リカバリーの了解をもらった上で預かって来たのだから即そうしてもいいのだが、原因を特定できないままリカバリーというのはやはり・・・。

 ウィルスが20件ほど検知された。削除も出来たが、パソコンの動きは変わらない。ウィルスに感染すると、たとえウィルスは駆除できても、ウィルスがした「悪さ」の結果は復旧出来ない。Yさんは2回もリカバリーしたそうだし、それからインターネットはほとんど使っていないということなのだが・・。

 でも、そういうことはこれまでにも何回もあった。運が悪いとちょっとネットを利用しただけでこういうことになることがあるのも事実のようだ。

 これで、納得してリカバリーに取り掛かる。ウィルスもなにもなくてこの動きだったら別にハード面での不具合を考えないといけない。大手のショップのようにいろんな部品の在庫がザクザクある環境ではないからハードの不具合だと僕は苦労する。

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 リカバリーはゆっくりじっくり、ロスタイムも含めて4時間あまり。「リカバリー」自体はパソコンを購入時の状態に戻す簡単な作業だが、実際に仕事として受けるとウィンドウズのupdateはせずにはおれないし、ネットを見れていたものは見れるようにしたいし、メールの設定も捨て置けない。また同じことが起こらないように取りあえず無料のウィルス対策ソフトも入れたりする。そして、ソフトを入れればそれなりに次の作業も発生する。

 さあて、仕上がりは・・・。

 パソコンはとても快調にネットを利用できている。これでもう、同じようなことが起きなければ、いいのだが・・。