2005年11月16日(水)

土佐市、宮の内にて

 今日の訪問系は土佐市のネット設定だけなのだが、少々心が準備しようとしている。通常の接続設定は設定依頼書という紙でそのお客様のパソコンの使用環境や設定日時などが知らされて来て、あとは行ってみてからのことになる。

 でも今日はちょっと違う。土佐市、宮の内の三宮氏。10月30日の日記に書いた、土佐市で大道具をやっている、僕がNTT側に紹介した人だ。年齢は学校で言えば、僕と同学年。なんでわざわざ学校を持ち出すのか分らないけど・・・(^_^;)

「うちは土佐市でもうんと須崎寄りのところやけんど来てくれるかえ?」

 話しているとかなり奥の田舎みたいな話。これが心の準備のひとつの要因。道に迷うのは得意だし、狭い道の行き違いとか得意だし(?)、遠方だとほば半日はつぶれるからつまらないことで2度行きにならないようにしなくては。

 彼はものごとをちゃんと確認したい慎重派。NTTの営業との話がまとまった時、ADSL導入工事の日が決まった時と、話の要所要所で僕にその連絡と確認の電話をしてくれた。だから、今日の作業は抜かりなくキッチリ決めないとなー。

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 さて、結果からいうと・・・。

 バッチリ!!

 遠さの問題は、いってみると、これよりも須崎寄りのところに設定に行ったことがあった。道に迷う心配は、彼が分りやすい場所を指定して、そこまでバイクで迎えに来てくれた。

 作業も、デスクトップとノート各一台でネットを利用したいということで、有線のブロードバンドルーターを用意して行き、ケーブルは長さが分からないからということで長目のものを持って行って、その場で作るという方法を取り、インターネッエクスプローラのバージョンやメールの設定など彼が心配していたことはクリヤー。

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 パソコンを扱う僕の様子に彼も信頼感を持ってくれたみたいだ。なにしろ今までは舞台の道具仕事でちょっと会うだけで、パソコンのことは話だけだった。

「僕がうんと忙しゅうて、パソコンとか触っておれん時とか手伝うてもろうてもかまわんかえ?」

 彼の本業は土佐文旦の生産と販売で、全国に2000人を超えるお客様がいるとのこと。文旦出荷時の宛名書きなどにはパソコンを活用している。聞けば、宮の内は土佐文旦発祥の地なんだそうだ。

 それは僕としても嬉しい話だなあ。仕事という意味でも嬉しいのだが、加えて、自営で軌道にのっている人の様子を見ると自分の励みになる。そして、同じく起業し立ての佐川のYさんなどへの土産話にもなる。

 この話が是非是非、実現しますように!