2005年12月16日(金)

夜、東諸木にて

 今日の訪問仕事は暗くなってから。仕事と言うか後始末というか。今月の6日にネット設定でお伺いしていた春野は東諸木のKさん。

 Win98のノートに光プレミアムの設定をして、とても使い物にならないほどパソコンの動きが遅くなった。その時は、夜遅かったこともあり充分にチェック出来なくて、パソコンの力不足ということを説明して了解してもらった。

 その後のいくつかの経験で、Win98やMeの時代のパソコンにとって、プレミアムのセキュリティ対策ソフトは荷が重過ぎると確信した。パソコンの力不足ということで了解を取るもなにも、あれじゃあ、Kさんホトホト困っているはずだ。Kさんがなにも言ってこなくてもこちらから連絡して、とりあえずセキュリティソフトはどけとかなくちゃ。

 そう思っているところへKさんから電話。インターネットにつないでリンクをクリックしてもウンともスンとも言わない。しようが無いからWindowsを終わらせようとしても全く反応しない。

「マウスの矢印は動いてますか?」

「それは動いてます。」

 フリーズしたわけじゃない。動きがとてつもなく遅くなっているのだ。

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 Kさんのお宅はハウス農家で、設定の時もそうだったが、日の明るい内は仕事が詰まっている。それで、今日も暗くなってからの訪問になった。

 東諸木は、車が2台行き違える程度の昔のメインストリートに、大きな鳥居や水路や、その水路にかかる小さなアーチ上の橋がかかっていたりする。ミニチュアの昔の街の中心街みたいなところ。不思議な風情・・。前回も今回も夜の訪問であまりその風情を味わえないが、それでも、ここらの様子が分かるようになった。

 今日は寒い冬空に大きな丸い月が煌々と照っていて、濃い群青の空がそれなりに明るく輝いていた。ここらは冬は寒いだろうなぁ。今でも充分寒いし、とに角静かなこと・・。

 ここの6時、7時は、街中の10時、11時みたいな感じだ。

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 Kさんのノートパソコンは、前回はWindowsのしまいぎわに電源が落ちなくなってしまったりで、動きのスピードは別にしても、とに角一度は来ないといけないと思っていた。さあ、今日はセキュリティソフトを削除してもあの電源問題は残っているかも知れないな。

 Win98機が、LANのドライバを入れたら終了時に電源が切れなくなるという症状はその時代の代表的なトラブルの事例。今回はそれが起こったのか、それともパソコンの動きが遅すぎて、電源が切れる前にこちらが我慢できなくて、「電源が切れなくなった」と断定しているのか・・。

 セーフティモードで立ち上げて・・・

 セキュリティソフトを削除して・・・

 再起動をかけて・・・

 パソコンの動きを確かめて・・・ (ここまではヨシ!)

 最後にWindowsの終了・・・。


 ヨカッタ!電源も以前のようにすぐ落ちるようになった。

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 Kさんはもう、このノートでネットを利用するつもりはない。「農業簿記」とかなんとか、仕事関連の大事なソフトをこのノートで使っている。そのパソコンが、ネットを利用しようとしたらあんなことになったので、ネット専用にパソコンを構えたい。

 今日は試しに僕の手元のノートを持って行ったのだが、これも又、Kさんのパソコンと似たような時代のもので、あまりお勧めじゃない。

 デスクトップ機なら、似たような値段でももっと力のあるものがある。

 探してみることになった。