2006年2月17日(金)

ラッシュ

 午前10時、かがし座へ。おとといのI さん、昨日谷病院にいる時に電話をくれた。パソコンを買いたいと思う。実際に回してもらうパソコンを見てみたいのだが、明日の午前中とかどうでしょう?

 dell gx150。このパソコンはかなりの自信あり。「買わない方が損するかも」の気持ちさえある。I さんはあれこれ検討するでもなく一目みただけでこれに決め、後はホームページの作り方を教えて下さい、ということになった。エッ、早速に今からここで・・?

 じゃあ、今日が「10回コースの1回目ー」・・・とか言えばそのまま次の仕事になるのだが、自分で自分の仕事をつぶすくせが出る。

「勉強の仕方を教えるからまずはあがいてみてくれる?僕の値段は大きな店に比べればとても安いけど、サイフからお金を出す客の立場からは決して安くはないと思うから。それで、どうしても分からなくて助けが要る時とかに僕を仕事で呼んでくれたらいいから。」

 その後はかがし座から割と近いところにあるI さんのお家へパソコンを運んで設置。

 I さんの家は鏡川沿いの、向こう岸に筆山が見えるような、見晴らしのいい一等地。ランニングをしていた頃は、そこにある『緑の広場』で一息着いたりしてたところ。

***********

 I さんのお宅を出て、しばしその『緑の広場』で鏡川の風景を味わう。空も青くて、気持ちいいなあ・・!

 ふと気が向いて、相手からの連絡待ちのまま、ひと月くらいそのままになっているお客さんに電話をした。頼まれたパソコンを取寄せたまま、1度タイミングが合わなくて、あちらの時間が空いてから連絡をくれることになっていた。もしかしたら気が変わったとか、それどころじゃないことが勃発しているかも知れない。一度電話した時には「電話が電波の届かないとこ・・・・」というメッセージが流れていた。あまりこちらから押し付けがましいこともしたくないし、ずっと訪問仕事が続いているしで、それっきりになりつつも、心のどこかでいつもひっかかっていて、その重さで逆に電話するのが億劫になっていた。

 電話する気になったのは、この青空と鏡川の清清しい景色のおかげ。

 いつもなかなかつながらない相手の方は呼び出し音1回で出た。依頼はまだ生きているらしい。まあ、事故とかで連絡出来ないというのじゃなくてよかった。

***********

 気持ちのひっかかりがひとつ取れて、それが天に通じたのか・・・、その時間あたりから今日はいくつも依頼の電話が入って我が家では大変だったらしい。

***********

 午後は愛宕山のとある鮮魚屋さんでのネット設定。うちの「ちま」とソックリのかわいいネコがいて、ずっとそのお宅のお母さんの肩に停まっていた。名前はテトちゃんと言って、それは『風の谷のナウシカ』の、ナウシカの肩のところにいるネコのような友達からもらった名前。名前だけじゃなく、やることまで同じだなんて・・(^.^)

***********

 こちらが済んで、次は家に電話があったと連絡をもらった瀬戸のN川さんのお宅へ。こちらはこの1週間内にネットの設定に行ったお宅。あの時から、妙にパソコンがフリーズする頻度が増えたとか・・。そりゃいかん。これは、仕事の依頼としてではなく後始末として行かなくては。

 格闘すること3時間強。サポートにも電話して、かなりいいノウハウを手に入れた。大変な作業だけど・・。

 思い切り要約すると、セキュリティソフトを入れる際に、前から入っていたウィルス対策ソフトを削除するのだが、その残骸が残っていることがある。それでもNTTのセキュリティソフトはインストール出来て、ちゃくと動くのだが、何かがぶつかってパソコンの動きを阻害することがある。それの解消法というか、原因の特定の仕方というか・・。

 精力使い果たすような作業だったが、なんとかなった。

**********

 家に帰ると、ご近所のキムタク大好きなS頭さんが持って来たノートパソコンが待っていた。

 息子さんが仕事で使っているノート。エラーメッセージが次々と出て、ほとんど何も出来ない状態。大切なデータを残して、リカバリーをしてもらえないか?でも、リカバリー用のCDはない。電話をして、リカバリーせずに回復出来ないものか試させてもらうことにした。

 まず一番にデータを退避、というのは考え方として僕も同じ。ところが、「メモリー不足で○○をロード出来なかった。」というようなメッセージが次々と出て来て、とてもデータを他に移すにならない。手を変え品を変えこれだけで2時間以上使ったのではなかろうか?

 最後には・・・「ショウガナイ、コノママパソコンノフッキヲココロミヨウ。」怖くてとても漢字交じりの文章では考えることが出来ない。

 こんな時は復帰のための作業中に今まで以上にパソコンの調子がおかしくなって、データのかけらも見えなくなることもあるので、結構勇気がいる。最悪はハードディスクを取り出して、デスクトップにつないでという手もあるから、まあやるしかないな。

**********

 作業の途中9時頃に、遠い昔にリサイクルトナーのことでこの日記に書いたことのある渡辺氏がやって来た。彼は今独立自営の身で、企業や家庭の空調機の洗浄業をやっている。忙しい身でなかなか時間がとれず、この時間の訪問に。今日はパソコン関連の話でちょっと来てくれた。

 そして、そこへ、去年の4月の日記に書いたM田さんから電話。彼女と再会したのは舞台だったが、彼女は今病院の仕事に従事している。その関係の人の訪問看護先の患者さんのパソコンがネットにつながらなくなったので、見て欲しいとのこと。まぁ、僕のことをちゃんと覚えていてくれて、こんな時に連絡をしてくれるなんて・・。

 そんなこんなを「宮城さん忙しくなって良かったですネー」というような感じで見ている渡辺氏の前で、S頭さん持込のパソコンは気持ちよく復帰した。

 もうダメかと思う最後の試みで、見事なくらい普通のパソコンに復帰。それまでがそれまでだったからこれは気持ちよかった!!

**********

 まだ、もうひとつ、今日は僕の留守中に「ホームページを見て」という電話もあったのだが、そちらへの連絡は今日は出来ていない。

 今日のこのラッシュはどうしても、あの青空の下、ひとつのひっかかりが解けた時から始まったように思えてしょうがない。

 あとふたつばかりひっかかりをかかえてるんだよなぁ・・・(^_^;)