2006年3月1日(水)

55番街にて

 昨日の深夜作業、とあるデパートのPOSレジ入れ替え作業は予定どおり順調に進んだ。我々のグループは、10時半くらいには作業が済んでしまい、他所の部門もチョビット手伝った上でそれでも待ち時間タップリ。2時くらいには家に戻れた。こういうのは深夜作業とは言わんな。

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 今日は、ネットの接続設定がいきなり5件。

 1件目、土佐市民病院のすぐ裏の化粧品屋さん。プロバイダの用紙が来ていないので、愛媛の、申し込み手配の係に直接電話すると、その人はどこかぶっきらぼうな人。この人の説明を元にお客さんのN村さんは自分でプロバイダのDIONにコース変更の連絡を入れないといけなかったのだが、「分かってる人は分かっているスピードで話す」という例の弊害で、パソコンなどに苦手意識の強いN村さんは、意味が分からないまま、DIONへの連絡もしていなかった。ご本人との話が必要ということで愛媛の係とN村さんと直接話してもらうと、N村さんはあわててなにかの書類を必死で探し始めた。

 イカン!この係とN村さんを直接話させたらイカンわ!お客様が神様とは言わないけど、お客さんにこれほどアタフタさせるのはプロじゃない。

 遠慮なく割って入った。

 「要点はN村さんがDIONに直接コース変更を申し込まないといけないということですよね。」

 「そうです。」

 「じゃあ、後はこちらでご説明しておきますから。」

 係は面倒なことから開放されたとでもいうように、少し声がやわらいだ。

 「ハイ、じゃあ、お願いします。」

 僕だって、営業的なことはあまり詳しくない。いつも関わりの多いNTTマーケティングアクトに質問の電話をした。

 「ごめんなさい、お宅が受けた申し込みじゃないんだけど、コレコレコウイウコトがあって、教えて欲しいことがあるんだけど。」

 アクトさんは丁寧に僕の質問に答えてくれた。

 それをさらに分かりやすく噛み砕いて説明しながら、DIONと話をする時の要点を紙に箇条書きにしてN村さんに渡す。

 今日は後が詰まっているので、その電話までお付き合い出来ない。

 また、次に僕が来ることになるのかは分からないけど、うまく行きますように。

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 2件目も土佐市。こちらでは、NTTからのID、パスワードの郵送物がお客様不在時の配達ということで土佐郵便局に戻っていたのだが、お客様から郵便局に連絡してもらうと「ない、宅配便じゃないのか」という返答。NTTの方に連絡してそちらから確かめてもらうとあると言う。

 これがもつれもつれて、その郵送物が届くまでに2時間も取られてしまう。今まで使っていたパソコンの撤去、箱から出していない新しいパソコンの準備までやった上でのことだったので、なんとかこの場で設定したいの粘りで時間が経ってしまった。最後には、又「夜出て来ましょうか」と言い出した頃にそれが届いた。

 予定は思い切りずれてしまった。

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 3件目は神田、船岡団地でのADSL設定。ユックリと話そうとするのに、口が早く動く。予定のずれが影響している。

 もうこうなれば、ザックバラン。

 「ゴメンナサイね、実は予定より随分遅れてしまっているもんですから、イキオイが付いてしまっていて・・。」

 お客様のTさんはとても気さくな感じのお母さん。その空気感のおかげで、それでも結構いろいろ話が出来た。

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 4件目は旭天神町、ご近所のTさん。この名前を見た時はビックリと同時に「アレレ、又か(^.^)」の思いも・・。

 だって、Tさんはこの日記にも書いたことのある僕のお客さんで、設定依頼書に書いてある「自作パソコン」というのは、僕がTさんにお世話したパソコンなのだから。マァマァ!縁は切れないもんなんだなぁ。

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 そして、今日の遅れのシワ寄せは最後のお客様F崎さんに行ってしまう。

 Fさんは帯屋町の「55番街」で、お店を出しておられる。それは今日の「遅れの報告」電話で分かったこと。僕がF崎さんのところに行ける6時過ぎにはF崎さんのお店はもう開いている。お客さんが来ていたら、F崎さんは作業に立ち会えないし、説明も聞けない。

 それでもF崎さんは、とに角行って、状況に応じて、設定させてもらえないかという僕の願いを受け入れて下さった。

 僕が行った時には店が開いたばかりでお客さんが一人。設定が済んだ頃にお客さんが出て行って、「では説明を」というところで、次のお客さんが来た。

 こちらでは無線ルーターのカードがちゃんと来ていなくて、もう一度最後の後始末に来ないといけないので、説明はその時にということに。

 文句を言っても何もおかしくないのにF崎さんは最後まで丁寧な方だった。おかげで救われましたm(__)m

 55番街は飲み屋街。F崎さんのお店は串揚げとお酒を出すお店のようにおみかけした。帰り際にメニューを見ると僕らには助かるタイプの値段設定。

 飲みに来ようと思った。

 F崎さんは、「商売は人柄がものを言う」というお手本みたいな人。

 いい店を見つけたと思う。