2006年3月7日(火)

OCNシアターと手作りの判の日

 朝9時、1件目のネット接続設定は長浜のM様。こちらは個人名の前に会社名があるから企業さんなのかな?

 「設定の連絡では『出来るだけ早く』とあるんですが、会社が始まるのは何時なんでしょうか?」

 僕の中では、会社が9時なら9時にはそこに着いていて、パッと済まそうというサービス心。頭の中では始業時間は9時くらいだろうと思っている。

 「8時でも8時半でもあなたが来れる時間には行っておくようにしますよ。」

 ヒョエー!予想外の返答。9時にしてもらった(^_^;)

 着いて見ると株式会社Sさんは大きな個人のお宅の敷地に事務所を構えたという作り。9時ピッタリに行くと、事務所の2階から「ここだ」というように合図して下さった。既に別の方が見えていて仕事の話をされている。

 「あなたがやって下さるのは、インターネットの接続の設定だけですよね?」

 「ハイ、それが僕の役割になっています。」

 「分かりました。じゃあこれは又誰か探してみます。」

 Mさんはこの申し込みと一緒に「OCNシアター」の申し込みをされていた。これは、ネットで配信されるインターネットテレビとでも言おうか、映画やその他の番組を見れるサービス。Mさんのところには、このサービスを利用するための専用機器が送られて来ていて、設定はお客様でということになっている。

 「じゃぁ、通常の作業が済んだら見てみましょうか?」

 今までやったことがないから、どんなもんだか心配もよぎるが、お客様がやるような仕組みなら出来ないことはないだろう。

 果たして、やってみるとそれは簡単に出来てしまった。ネット用のルーターから「OCNシアター」用の専用機器につなぎ、そこから黄、赤、白の接続コードをテレビの外部入力端子につないで、ちょっとした設定をする。

 好きな時に好きな映画やスポーツ、演劇などの番組を選んで最初から見ることが出来る。テレビ局が決めた番組時間には左右されない。こういうのを「オンデマンド放送」と言う。大きな液晶テレビに映ったその映像は「便利、楽しい」の感覚も加わってどこか特別に価値のある映像のように見えた。

 そのうち、こういうことがもっと広まっていくんだろうなー。テレビをパソコンで見れるようなものも増えて来たが、やはりこういうのはテレビで見た方がそれらしくていいような気がする。

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 2件目は福井のNさん。本来は午後の予定なのだが、Nさんは仕事の関係で、午前中は工事、午後には設定にと細切れに時間をとられるのはまずいとのこと。工事と設定が連続になるように、工事が済む30分くらい前に連絡をもらうようにしていたのだが、もうそろそろかも知れないし、直接行って見た。

 地図で調べたNさん宅の近くまでいくと、ヒカリ回線導入工事のトラックが止まっている。こういう来かたはこれがタスカル(^.^)

 工事はまだ進行中だったが、こちらでは無線の設定などもあったので、出来ることから始めて、工事が済んだ5分後にはこちらも作業を済ませることが出来た。

 最後に説明をして、完了報告書に署名と判をもらう。この時、Nさんは手作りの木彫りの判を押してくれた。名前の部分が彫ってあって、苗字は白抜きで、その輪郭の外の方はクッキリと赤い陰影になる。なんとも味のある手作りの判。

 こうして今日は昼過ぎには訪問ごとが済んでしまった。こういうのもいいかも知れない。