2006年4月5日(水)

先 生

 ネット設定、朝倉横町のT脇さん。

 「退職するまでは若い後輩に頼んだりしてなんとかなってたんですけど、退職してからはなかなか大変です。」

 なかなか大変と言うのは、パソコンの扱いの話。

 「退職っていうと、先生されてたんですか?」

 「ハイ・・・(^.^)」

 職業当てクイズではないのだが、最近、学校の先生とか医療関係の方の場合、それが分かって、大抵当たる。

 なんなんだろう。その職業の人が持っている独特な空気感。舞台関係の人にもそれがある。

 「パソコンの100分の一も活用出来ていないと思うんですけど・・。」

 「いやあ、100分の一なら充分ですよ。何十年か前には1000万出しても今のような性能のものは無かったんですから。1000万の100分の一で10万ですよね。なにかひとつふたつ使いこなすだけでしっかり元は取れてると思いますヨ。」

 パソコンに関してはこちらがプロだけど、それをとても尊重していろいろと尋ねて下さりながら、もう一方で、人生の後輩を温かい目で見守るような眼差し。これこそまさに先生の目だ。

 設定と説明が済み、最後の挨拶をしたタイミングで奥様がコーヒーを勧めてくださった。ほとんど、玄関まで行きかけで・・、その後の設定も急いでいたのだが、それでもお言葉に甘えたくて、もう一度居間のテーブルについてコーヒーを頂く。時々僕は大胆というか図々しい。時々???(と思うんだけど・・。)

 せっかく、こうやって会えて、どこか温かい空気を感じて、そのご夫婦がコーヒーを勧めて下さったのだ。こんな時は後のことは考えない。

 T脇先生と奥様。コーヒーとてもおいしかったです。

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 そして、午後、もう一件の設定は工事が延期になって、今日の設定はキャンセルとなった。

 「次がありますので」などとコーヒーを断らなくてホントに良かった。

 そんなことを言う発想すらなかったのも良かった(^.^)