2006年4月12日(水)

 神田にて

 ここのところやたらと多い神田地区のネット設定。今日は2件あった。

 この神田地区というのがはたまた広い。

 地図を見てもなんかようワカラン。

 今日の1件目は、神田の割と浅いところ(市街地寄り)。地図を見るたびに出て来る大きな「高知段ボール」と言う会社のすぐ近くなのだが、地図上ではこれほど目立つところなのに、そこを目安に神田に行くたびにこの「高知段ボール」を見逃す。

 地図上ではあれほど大きな建物なのにいったいどこにあるのだろう?

 今日はそれをテーマに出かけた。

 意識すれば、それはそれなりに見つかってしまう。神田を走る幹線沿いにある。なるほど大きいじゃないか・・。そして、地図で調べたようにクルリと曲がって目的のお宅に行き着くと、目の前にはさっき「高知段ボール」の横を狭い通りに入った元の幹線が見える。

 ナーンダソレ、カーンダ(神田)ソレ、コーダ(神田)ソレ・・・ってか。

 個人名で探し行き着いたお宅は印刷屋さんだった。少しよぎる不安。印刷屋さんにはマックやらWindowsやら何台もあって、それがLANでつながり、数台のプリンターを共有していたり。

 でも今日の場合はそうじゃなかった。ちゃんとインターネット用のパソコンは業務用のものとは分けてあって。これなら安心。

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 2件目のT村さんのお宅は、神田は神田でもウンと奥の方。南船岡の奥の奥。地図で調べたところでは右に曲がるはずの場所に「右は行き止まり」と言う看板。仕方なく左に曲がるととんでもない坂の先にちょっとした住宅街。でもこちらも行き止まりだった。先の行き止まりの看板のところまで戻って右に曲がると最初から目標としていた住宅街にたどり着く。最後の最後、お客様の家が分からず電話すると車のすぐ先からお家の人が「ここだ」と手を振ってくれた。しかし、車のすぐ前でも、ちょっとした崖(?)に遮られていて、そのお宅に行くにはさっきの看板のところまで戻ることになった。

 地図はマッタイラだけど、ホントの地面はデコボコなのだ!

 「あなたはあそこまで来ただけでも立派ですよ。」

 ここを尋ねてくる他の人にもこんなことがあるのだろう、T村さんの言葉で救われた(^.^) 

 さすが訪問仕事と迷子のプロなのだ!!エヘン!

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 3件目はパソコンのトラブル。プレミアムにしてからいろいろと出だした不具合。お父さんのWin98ノートはメディアプレイヤーが動かない。ホームページを開いた時に出て来る最初のページが「about blank」になった。息子さんのXPノートは「WinAntiVirusPro 2006」というウィルス対策っぽいソフトが出てきて、パソコンの動きがとんでもなく遅く、使えない。今まで見れていたDVDも見れなくなった・・。

 まずは息子さんのパソコンから・・。調べるとWinAntiVirusPro2006というのは詐欺ソフト。このパソコンはウィルスに犯されているから対処する必要がある。そのためにはこのボタンをクリックして・・と親切なメッセージを出して、次へ次へと進んでいくと費用の支払いが必要になるというもの。これは「セーフモード」でパソコンを立ち上げて、「Msconfig」でその動きを止めておいて、その上で「プログラムの追加と削除」から削除するときれいに消えてなくなった。

 DVDが見れなくなったのは、富士通のノートにサービスパックを当てた際に、ヤマハのサウンドドライバが取り込まれなくなるという不具合のために、DVD再生ソフトがDVDを再生しないで終わってしまうというもの。これは潮見台のS氏のところで対処したことがあったので、サービスパックを外すことで解決。

 お父さんのWin98ノートは、メディアプレーヤーが以前は動いていたのに動かなくなったというもの。光プレミアムの導入後いくつかの不具合の結果お父さんはメディアプレイヤーをバージョンアップしていた。これは、元のバージョンに戻すことで解決。「about blank」は無料のウィルス対策ソフトを入れてウィルスを退治して解決した。

 順を追って逐一細かく書くのは難しいので要約して書いたが、今回のこれは3時間半くらい使っている。

 でも、それぞれ確かな手応えを感じながら対処できたのがよかった。

 僕って結構力あるんだ!(^.^) エヘン! これみんな、他の業者さんや営業さんが対処できなくて僕に回って来たものなのだから。

 それと僕のもうひとついいのは、状況をパソコンに不慣れな人にも分るように説明すること。出来ないことも出来ない理由が伝わるからお客さんに「妙にワカラン」という印象が残らない。出来ないなら出来ないなりにそのことを納得してもらえるので後に問題が残りにくい。

 今回はとりあえず難解な問題をみんな解決できた。お父さんは僕とこれからも連絡が取れるようにと名刺なりなんなり置いていってくれと言ってくださる。

 作業に入り込んで自分のアピールとかすっかり忘れていて、ソレ、とても嬉しかったです(^.^)

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 自画自賛した後は気を引き締めないといけない。調子に乗りすぎたらバツ。

 経験と勘、まぐれと偶然(同じか・・)、そんなことに助けられてなんとかなっているに違いないのだから・・・。

 今こうして在ること自体、偶然の産物なのだ・・。