2006年9月2日(土)

海部の宿

 きのう徳島、海南のホールについたのは8時45分頃。

 バレエのリハーサルは10時直前までやっていて、それから海部の宿へ。

 去年は牟岐町の民宿だったが、今回は海部の旅館。

 宿に着いて・・

 ???

 ここって10年以上も前に自転車で鳴戸まで行った時、疲れ果てて止まったあの宿じゃないか?

 門構えが大きくて、ちょっと見、とてもあの時の宿とは似ても似つかないのだが、一歩入った玄関の情景、後から後から増改築したような迷路のような建物の感じ、果てはお風呂の作りまでがそっくり。

 そうなんだろうか?そうじゃないんだろうか・・?あの時はクタクタで旅館の名前とか覚えてない。

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 本番での音だしはバレエ教室の先生がする予定なのだが、今日はリハーサルで生徒たちの指導をしないといけないので、代役で僕がやることに。道具の方は一度仕込んだ後は幕間にバトンの上げ下ろしがあるだけでほとんどやることはない。

 用意された音源は曲によってボリュームが一定ではなく、明日の先生のために記録を残して行く。

 舞台監督の龍史君のキューを頼りに、代役ということもありノビノビと音だし。視界の片隅に踊り手、もう一方に龍史君が振り下ろすライトを見ながら、そのタイミングに集中してMDデッキのプレイキーをON!!

 こういうのは元々好きだし今日はリハーサルで僕は代役だからほんとにノビノビ。今日これやってなかったら今回はほんとに道具の出番が少ないから、朝から夜10時近くまでのリハでは随分と身の置き所に困ったことだろうと思う。

 大道具は舞台の出演者の出番の時は役割がほとんど無く、舞台が空いた時に作業をするタイプの役割だが、照明や音響は舞台と一緒に作業が進行する。いつもより作品に一歩踏み込んだ感じがしてたまにこういうのもいい。

 リハが終わって先生が言った。

 「今日はありがとうございました。明日もよろしくお願いしますー。」

 エッ?それって・・・

 宿に戻って龍史君と照明の正木さんに聞くと、明日の音だしも僕がやるらしい・・。

 アララ。そうなんだ。

 アララ・・・。

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 しかし、この宿、あの時の宿のような・・。それにしては玄関が立派過ぎるし・・。