2006年9月16日(土)

サティ横、南元町にて

 高知市南元町でのインターネット接続設定。南元町はサティの横に沿った古い昔からの町並みが残るところ。順序から言うと南元町に沿うように「ニチイ」が出来て後々「サティ」になったと言うべきか・・。我が旭天神町にとっては隣町みたいなもので地元も地元、今日のお宅は電車で町に出て行く時など必ず通る道沿いにあった。

 今日行って驚いたのはその一角、一角と言うにはあまりにも広い場所が空き地になっていて、南元町の方からすぐそこにサティが見える。

 エーッ!ここどうなるんだろう?サティの駐車場とか、大きなマンションが立つとか・・・?うちの秘書様がまだちっちゃい時に、その横を通ると必ず「かわいいねぇ」と言うようにやさしい顔をして、時には声をかけたりしてくれたご主人のいる小さなスーパーも無くなっている。

 時は来て時は行くことは先般承知なのだが、こうして古い町並みも変わって行くのか・・。

 ひとつの町があって「町の米屋さん」があって、そしてそして、「町の肉屋さん」、「町のパン屋さん」、「町の花屋さん」、「町の酒屋さん」、etc.etc.・・。僕の中の『町幻想』は僕が若者だった時に既に壊れかけだった。

 「町のパソコン屋さん」は実際は遠く須崎やら安芸やら、もっぱら出稼ぎで事が成り立っている。

 近くの酒屋さんは火事でなくなり、サティのすぐ近くにあった町の酒屋さん『みろく』も今度出来た「マルナカ」の中にテナントとして居を移した。

 時は来て時は行く。こうしてみんないなくなって、町は変わって行く。

 それもよかろう。

 それでも人の心はものの動き程どんどん変わるもんじゃない(と、思いたい)。

 サティ横、人家に埋もれてあるかないかだった小さな神社が、今は空き地のすぐそばで、逆にとても目立つ存在になっている。

 ちょっとした暖かい人情が、殺風景な世間でこんな風に逆に目立ったりしませんように。

 さりげなくいつまでも当たり前のこととして続いて行きますように・・。

 それもこれも、みんな今生きてる僕たち次第なんだろうな・・。