2006年11月26日(日)

ホコネコ

 アーララ、今日も朝からよく降っている。今日も訪問の予定がないし、又おとといみたいにクタクタとしてちゃさすがにまずいんだけど、なんか悪い予感。

 そう思っているところで携帯が鳴った。慣れない人には威嚇するネコさんが僕にはとても大人しいのをいつも不思議がってくれる鏡川町のK西さん。又、パソコンが起動しなくなった。なんとも気の毒な・・

 前回は「回復コンソール」で解決したのだが、同じことが起きる時はハード的な不具合も疑った方がいい。今回はディスプレイの表示がザラザラになったりして、それでも元にもどったりするので、だましだまし使っていたらとうとう今日画面が真っ黒なまま起動しなくなったとのこと。

 早速、訪問することに。

 結論から言うと今回は回復コンソールでもだめだった。パソコンの蓋を開けて、AVGボードを挿しなおしたりしたら、一時、直ったようにも見えたがまた画面が汚くなり、最後には真っ黒で何も見えなくなる。起動時の「ファーン」という音はしているので、何も見えないまま起動はしているんだろうけど、見えなくちゃどうしようもない。

 このパソコンは大手のショップで買ってまだ6ヶ月しか経っておらず保証も残っているので、そのお店に診てもらうことをお勧めした。どんな風にお店の人に表現したら伝わりやすいかを、K西さんに説明すると、K西さんはそれをメモしていた。

 保証期間であるにもかかわらずK西さんがまず僕に相談してくれるのは、ひとつは大手ショップだと何日も待たされること。もうひとつは話が分かりやすいということ。専門用語を早口で並べられるとわけがわからない。その点、僕は自分も訳が分かっていないので(ソウカモシレナイケドシンジナイデネー)話がユックリだし、横文字も「分かっていて当たり前」というような使い方はしない。

 「エート、今日はおいくらですか?」

 「出張料だけ1000円頂いてもいいですか?」

 「いや、それはいかんでしょう・・。」

 「いいえ、まだ解決してないし、それ以上はもらえませんヨ。」

 「ネーッ!!」

 急に足元に座っているネコさんの方にしゃがみこんで頭をさすり同意を求めると、ネコさんは驚きもせずキョトンとした顔で僕を見ている。

 冬毛に変わってホコホコしたネコが大きな目で下から見上げている様子はなんともいいもの。

 「あら、『フーッ』いうて、怒らんかった。」

 これ毎回なんだけど、そのたびにK西さんは前回のことがなかったように驚いてくれる。

 朝一、頭を覚醒させてくれて、このネコさんにも又会えて、僕はそれでも得してるんじゃなかろうか。

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 今日はその後もお二人の方から電話の問い合わせをもらったりして、どうにもならない雨の日のクタクタ感に囚われることはなかった。

 今日はお客様に助けられた。