2007年3月8日(木)

深夜の小松

 谷病院のあとに高須新町で設定仕事が1件。基本的に木曜日は設定仕事は出来ないのだが、その日の設定件数が多いと、タイミング的に設定が夕方になるようなものが1件入ることがある。ここしばらくずっとそれが続いているかな・・。

 で、その設定なんだけど・・・。パソコンの動きがとても遅い。なにもしない内から起動に5分以上かかって、インターネットエクスプローラを開くだけでも1分くらいじっと我慢・・という調子。コワイッ!!

 最初はそれでもそれなりにやっていたが、さすがにこれは・・と思い奥さんに聞いてみると、この1〜2週間前からこんな調子らしい。一度パソコンを再起動しようとしたらとうとう起動しなくなった(-_-;)

 さぁ、それからはセーフモードを試したりしたが全部ダメ。とうとう回復コンソールを試みて、パソコンは又起動するようになった。

 とに角ホームページが見れる状態、メールの送受信が出来る状態を作って、お客さんに見てもらい、その上でリカバリーをお勧めする。

 メール設定で困ったら又来てもいいから、一度リカバリーした方がいいですよ。

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 夜、土曜日に届ける予定のパソコンの準備にかかる。ひと月くらい前に紹介としてこのパソコンの話があり、すぐに候補のパソコンを取寄せたのだが、お渡し自体はずっと先ということだった。その間に結構な動作チェックをして今までにないくらい調子がいいと思っていたのだが最近になってちょっと気になることが出て来た。そこへ急にそのパソコンのお渡しが土曜日だということになり少々あわてている。

 作業は深夜まで。

 夜中の1時くらいに携帯が鳴った。普通なら寝てる時間かも知れないが、今日は急ぎ仕事で時間の感覚がなくなっている。ごく自然に携帯に出るとそれは我が若き友小松からだった。

 彼は今、少々大掛かりな同窓会のようなものを企画していて、その時のアトラクションとして昔の写真を使った映像ものを作ろうとしているのだが、パソコンでその作業がうまく進まず落ち込んでいる様子。

 ただの同窓会の幹事役というより、プロデュースしてる感じなんだよなぁ。小松らしい(^.^)

 本人はかなりコタエテいるようなのだが、僕の目からみればそれはかなりの前進に見える。

 やりたいことがあって、それを実行に移して、その途中でうまく行かないことがある。それって「うまく行くために必ず通る道」の途中なのだ。

 これほどテンションが下がるというのは、それと同じくらい上向きのテンションでやっているということ。それくらい真剣にやってれば、それは途中であきらめない限り絶対うまくいく。

 「写真をどう見せるかも大事だろうけど、集まる人間にとっては写真を見るだけでもかなりのインパクトがある筈だからね。」

 今出来る範囲で出来ることを考えたらいいのではないかということなのだが、小松にとってはこれで少し気持ちが落ち着いた。

 「今日は、これで寝たもんやろうかね。」

 「どっちでもえいろう。寝れんかったら起きちょってもえいし、寝て夢で解決法に行き当たるということもあるし・・」

 ここらは、同じ人種なんだろうな、小松はすぐに理解した。

 「俺って今久し振りにこういうことに燃えちょって、こういうのが俺が元々仕事にすることじゃなかったろうかと思うたりするがよー。」

 彼は高知医大で看護師をしている。前の病院では彼のそういうテンションがいろんなことに役立って施設の行事の企画運営はとても小松色だったのだが、今の環境では彼のそういったところが出しにくくて少々大人しい日々だった。それが今回の同窓会企画で以前の小松が蘇って来ている感じ。

 「やってることが仕事というよりアートだからね」

 僕のひとことひとことが彼の坪にはまる。

 「しかし、宮城さんてやっぱりスゴイね。」

 いやいや、すごいのはあんたの方で僕は今、鏡的役割を果たしているに過ぎない。

 当事者は大変過ぎて自分が見えなくなっているのが、鏡の僕に映すと自分が見えて来たということなのだ。

 小松、ガンバレよー。

 久し振りに、人に「ガンバレ」と言ってみましたー(^_^)v