2007年3月24日(土)

好青年・好少年

 設定1件目、神田と鴨部の境界線にある川沿いの道をずんずんと入って行くと道の真ん中に鉄の車止めがドンとあって前に進めない。地図と現実は違うんだナァ。お客様の家はすぐ近くにあるので、そこに車を止めて家を特定した。そこには20歳くらいの青年が道に出て僕が来るのを待っていてくれた。

 「車をあそこに止めてるんですけど大丈夫ですよネ。」

 「いや、あそこは何か言われるかもしれません。」

 青年は丁寧にこの地区にまともに入って来れる道を教えてくれるが分かりにくい。「バイクで誘導しましょうか」とも言ってくれるが僕も遠慮する人。(ホントです)

 「一度川向こうに渡って、反対側から入って来たらなんとかなるでしょう。ちょっと行ってきます。」

 堤防沿いの長い道をバックで下がっていると、なんとその青年がバイクでついて来て、僕の車が前向きに走れるところまで来ると、その前に回り、誘導してくれた。なるほど、誘導してもらわなかったら逆に随分待たせることになったかもしれない。

 設定中にも感じたのだが、この青年のなんと親切と誠意にあふれていることか。話し方から違うし、受け答えが実に素直。年の順番が違うけど僕もこんな人になったらいいんだ。

 後になって青年のお父さんもいらっしゃったのだが、この青年のあり方が分かるような気がした。

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 2件目、雨の中の工事は大変だろうな。昨日は企業さんゆえに時間がかかった様子だった、その同じ工事業者さんが今日は雨の中、少々時間がかかっている。30分くらい待って、設定にかかった。

 今日はそんな日なのか、こちらでもお話の丁寧なお父さんと素直そうな中学生の少年が作業に立ち会って下さる。VAIO特有の作業途中でのユックリ動作というのもあったが、要所要所での僕の説明への受け答えがこの少年もしっかりしていて丁寧。

 ますます順番が違うけど、僕もこんな少年になったらいいんだ。

 先日の道具仕事であった若者たちもよかったし、世間もまだまだ捨てたもんじゃないに違いない。

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偶然というには・・・ (Suma様へ)

 エーッ!こんなことがあるんだろうか?「偶然」とか「世間は狭い」で済ますにはあまりにも・・。

 高知市尾立でのネット接続設定。ご主人が机に運んでくれたノートパソコンは僕が最近よく扱っているNECのVersaPro。銀色で少し前の世代の重量感もあるタイプ。割とコレ気に入ってるんだ。

 接続設定に立ち会ってくれる奥さんと話しながら設定に入ろうとすると、このパソコン、どう見ても会ったことがある。会ったどころか・・。

 指紋認証用の装置があって、CPUが866で、ウィルス対策にAVASTが入っていて、デスクトップは見事なくらいスッキリしてゴミ箱しかない。

 この感じ、どうみても僕仕様。

 エーッと・・・

 「あのー、どうもこのパソコン、僕がお世話したパソコンみたいなんですけど・・。『R友の会』で使うということで。」

 「あらー、私その『R友の会』に入っていて。」

 「エー、そしたらあの春野の・・」

 「ハイ、T橋さんから・・」

 Suma様。すごいです。あのパソコンに別経路から又会うことになってしまいました。

 僕は、自称「出会いを呼ぶ男」。「偶然はみな必然」なんて言ったりして、確かに不思議としか言いようのないような偶然ごとが多い人間だけど、まさか自分がお世話したパソコンの設定に又行き会うなんて思いもしませんでした。春野の芳原でお渡ししたパソコンが今高知市鏡へ向かう途中にある尾立のあるお宅にあって、そこへこの僕が又設定に行く。設定に携わる人間も沢山いるだろうに・・。

 このパソコンをお渡しした後で身につけたチューニングとか、当然このパソコンには出来ていなかったので少し気になっていたのですが、そんな気持ちが僕をこのパソコンに再度会わしてくれたんでしょうか・・。もちろん、それもやっておきました。

 いやー、しかし、これは時間が経った今でもすごいと思います。

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 そんなわけで、今日の日記は2タイトルとなりました(^.^)